「白菜をやつと抱ふや帰り道」の批評
添削した俳句: 白菜をやつと抱ふや帰り道
博充さん、こんにちは。
御句拝読。見につまされる句です。夏は西瓜、冬は白菜とか、重たいですよね。つい半分とか4分の1に手が伸びます。
「やっと」が主観的かなぁと思いました。やっと
と言わずに、大変だなぁと読み手に思わせるような作りも面白いかと。
・白菜を両手に抱ふ帰り道
落とさないように気をつけてください!
点数: 0
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添削した俳句: 白菜をやつと抱ふや帰り道
博充さん、こんにちは。
御句拝読。見につまされる句です。夏は西瓜、冬は白菜とか、重たいですよね。つい半分とか4分の1に手が伸びます。
「やっと」が主観的かなぁと思いました。やっと
と言わずに、大変だなぁと読み手に思わせるような作りも面白いかと。
・白菜を両手に抱ふ帰り道
落とさないように気をつけてください!
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添削した俳句: 後夜祭色なき風とひとり飯
宇田有希さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。祭りの後は虚しさが漂いますよね。
季語について気にされているので、その点について、私の感じたことをお伝えさせてください。
まず、後夜祭って、学園祭とかの最終日とかにやる、閉会式的なイベントのことですよね?
一方で、「祭」は夏の季語ですが、これは神社とかの祭礼のことですので、「祭」の字は入っていますが、季語の「祭」の仲間とは考えなくていいと思います。
あと、これは気にしすぎかもしれませんが、後夜祭は文化祭(学園祭)の一環で、まだ終わっていなくて、ある意味、一番盛り上がる時ではと思います。
御句では、後夜祭を、「祭りの後」の意味でお使いのような気がして、それがちょっと気になりました。
・火の消えて色なき風とひとり飯
ちょっとわかりにくい提案句かもしれません。五輪の聖火とか、キャンプファイヤーとかを想像してもらえたらと思いました。
よろしくお願いします。
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添削した俳句: 双六に靴下挟む仮寝かな
辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。詠み直しですね。
私は前の句にコメントしているので、本句もコメントしたいと思いました。
しかし、ご自身のコメントの、「双六をしているうちに靴下や足袋を脱ぎ捨てる」、というイメージがどうもつかめずにいます。
同様に、俳句のほうでも、「双六に靴下挟む仮寝」は、正直言って理解に苦しんでいます。双六と言えば紙製ですよね?それに靴下を挟むのですか?
これが例えば、プロレスごっことかであれば、靴下を脱ぎたくなるのはわかります!仮寝には結びつかないですが。
悔しいですが、他の方々のコメントで勉強させていただきます。
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添削した俳句: 山麓や春告鳥の声響く
ひだのさん、こんにちは。初めまして。
私の前の職場に、ひだのさんっていらっしゃいましたよ!でも、漢字では字が違うかな(笑)?
御句拝読しました。春らしい句ですね。
二つ、気になりましたことをお伝えします。一つ目は、「山麓や」ですが、「や」は、「〜だなぁ」という詠嘆を表わします。ひだのさんが、その山麓にいいしれぬ趣きを感じて、「ああ、いい感じの山麓だなぁ〜」と思ったのであれば、それでいいですが、そこまでのことでなくて、なんとなく俳句っぽくしようかな?ということであれば、ここは「山麓の」とかでもいいと思いますよ。
次に、おしまいの「声響く」ですが、一般に、春告鳥は姿は見えずに声だけ聞こえてくるものですよね。そうなると、みんながそのように詠むので、ひだのさんの句が目立たなくなってしまうのです。「響く」とか、「揺れる」とかは、特にね。
そこで、春告鳥の声はあちらこちらから聞こえてくるのではと思いますので、
・山麓の春告鳥やそこかしこ
などというのもありかと思いました。
今回は明るい春の句でいいのですが、少し慣れてきましたら、「当季」といって、今の季節を詠むようにしてみたいですね。秋から冬に向かうこの季節を。
また聞かせてください!
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添削した俳句: 酒蔵の漆喰にひび山眠る
あらちゃんさん、こんにちは。
再訪です。
再訪するまでもなかったかもしれませんが、「ある地域」なんて.思わせぶりなことを言ってすみませんでした。
あらちゃんさんは小樽の酒蔵のことをお詠みとのことでしたが、私は御句の「漆喰にひび」から、報道で見た能登半島の古い酒蔵が被災したことを思い出しました。
いずれにしましても、御句は、頭の中、心の中に、さまざまな思いを沸き起こさせてくれる佳句だと思います。有難うございました。
点数: 1