「朧夜やノクターン聴こえてきそう」の批評
添削した俳句: 朧夜やノクターン聴こえてきそう
こんばんは。
実際に聴こえていなかったのなら、「聞こえる」「聞こえた」と断定するのは抵抗があるかもしれません。
そんな提案句です。
「朧」は夜の天文用語なので、「夜」は省略可能です(リズムがよければ付けてもいいです)。
カギ括弧は要らないと思いますね。
・ノクターン聴こえそうなほど朧夜
・ノクターン聴こえてきそうです朧
・ノクターンめく朧夜の耳奥は
点数: 0
最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。
添削した俳句: 朧夜やノクターン聴こえてきそう
こんばんは。
実際に聴こえていなかったのなら、「聞こえる」「聞こえた」と断定するのは抵抗があるかもしれません。
そんな提案句です。
「朧」は夜の天文用語なので、「夜」は省略可能です(リズムがよければ付けてもいいです)。
カギ括弧は要らないと思いますね。
・ノクターン聴こえそうなほど朧夜
・ノクターン聴こえてきそうです朧
・ノクターンめく朧夜の耳奥は
点数: 0
添削した俳句: 廃屋を呑み込む藤の白きこと
こんばんは。
コメントから、「白さかな」と比較する際、細かい助詞まで検討したいところですね(一例です)
・廃屋を呑み込み藤の白きこと
・廃屋を呑み込む藤の白さかな
コメントの言葉をお借りして一句残して去ります。
・豪商の廃墟包みて藤白し
点数: 2
添削した俳句: 葉に乗りてゆつくりと去る落花かな
こんにちは。
感慨から言えば、落花よりも「花びら」の句だと思います。
(詳しくは歳時記でご確認ください)
「川・水路・流れ」などの映像情報は欲しい気がしますね。敢えて省略されているような気もしますが、省略することで風景が出にくくなっている気がしました。
・葉の船に載りて花びらゆっくりと
点数: 3
添削した俳句: 球場の風船を吹く子は赤し
おはようございます。
まず「ジェット風船を吹いている子供の顔が赤くなっている」これを「説明」しようとしている段階で、やや俳句の器を超えてしまっているのだと思います。
俳句は十七音。
五音前後の季語が多いので、季語以外で表現できるのは十二音程度。
なので、「十二音程度のことば」+「季語」というのが基本になってきます。
(リズムが確保できれば、字余りのやりようによってはもっといけますが)
「説明」はできるだけ省略して、「何を言いたいのか」を残していきます。
私なら「ジェット風船」を季語ではなく残し、他の季語を入れて、
説明っぽい省略できそうな言葉を省いていきます。
野球なら春・夏ありそうですが、とりあえず春で。
・ジェット風船吹く子の赤し春の風
七・七・五の上五字余りで、かつ「球場」という説明を省きました。
これでも野球場かな?とは思えると思います。
俳句の面白いところは、これが唯一の正解ではないところです。
たとえば「風船を吹く子」なら「顔が赤い」は省略できそうにも見えます。
いろいろ考えてみてください。
点数: 0