「球場の風船を吹く子は赤し」の批評
回答者 イサク
おはようございます。
まず「ジェット風船を吹いている子供の顔が赤くなっている」これを「説明」しようとしている段階で、やや俳句の器を超えてしまっているのだと思います。
俳句は十七音。
五音前後の季語が多いので、季語以外で表現できるのは十二音程度。
なので、「十二音程度のことば」+「季語」というのが基本になってきます。
(リズムが確保できれば、字余りのやりようによってはもっといけますが)
「説明」はできるだけ省略して、「何を言いたいのか」を残していきます。
私なら「ジェット風船」を季語ではなく残し、他の季語を入れて、
説明っぽい省略できそうな言葉を省いていきます。
野球なら春・夏ありそうですが、とりあえず春で。
・ジェット風船吹く子の赤し春の風
七・七・五の上五字余りで、かつ「球場」という説明を省きました。
これでも野球場かな?とは思えると思います。
俳句の面白いところは、これが唯一の正解ではないところです。
たとえば「風船を吹く子」なら「顔が赤い」は省略できそうにも見えます。
いろいろ考えてみてください。
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添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
野球場でジェット風船を吹いている子供の顔が赤くなっていると言う情景を詠んだつもりです。
ただ、この句の風船は季語としての力を多分発揮していないので、どうにかこの情景を季語を入れて17音に収めたいなと思っております