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Frictions〜Tiger〜 (No: 1)
スレ主 甘露 投稿日時:
小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886173101
読んでいて楽しめるような作品を目指しました。話の筋が通っているか、不自然な点はないか等、コメント頂けると嬉しいです。
あらすじ(プロット)
人と人との関係に生じる摩擦。それが実は具現化しているのだという設定。
それを退治することで、人間関係は修復される。
主人公は、ある少女達の人間関係に生じた摩擦、そしてその権化である虎の一件に関わる。
要望:たのもー!(ボコボコにしてください)
この小説を批評する!Frictions〜Tiger〜の批評 (No: 2)
投稿日時:
なんというか、〇物語の影響が随所に見られます
肝心の筋が通るかという部分ですが、あなたが何を筋と認識しているのかが
不明瞭、ともすれば隠したまま事件の解決に至っています
挙句が「〇〇なんだけどな。〇〇もいいもんだ」などと自己完結と曖昧な認識に
頼ってもいるので、判断がつきません
主人公の発言という名の詭弁が沢山ある事と、やってしまった事だけは事実という
筋だけが確保されてはいます
主人公の言動は口実と茶化しばかりですが、それでもやってしまった事はやって
しまったもの、という事だけに頼った終わり方です
小説ではない現実の科学に則った指摘も色々とできますが、そもそもそれを
していないという時点で、なんとなくの物思いの産物なのだなぁ、と思うばかりです
とりあえず、自分から進んで摩擦を起こしかといって冒頭の宣告に基づく罰則も
特になく、的の外れた指摘を同僚からされただけで摩物退治にかこつけて
後輩の非を責めに行く主人公は、どうしてなかなか外道だと思います
いわんやそういう事を書く作者の方こそは、というものです
途中、何度主人公の言動で世界がヤバいのでは?と思ったかしれません
自分の棚上げは通じるし、かつ摩擦が実態を持ち危害を加えるので叩きのめす
口実や命令が既に存在している、というご都合主義が満載です
筋がどうという事そのものが、そもそも作中では主人公に対して重要視されて
いません
ギャグの大半は笑えもしませんし、正直猿真似に頼った余り「自分のキャラクタ同士
だからできる漫才」というものを自分でボケ殺しているなぁとも思いました
少女二人に共通する英語ギャグ、塾長に関西キャラが食われ気味な酉井、
「自分のキャラクタの固有名詞」に頼った紙屑星屑の比較、などです
それから別に哲学的なんかではありません
尺が短いので北沢姉妹の出番や主人公と小学生それぞれの日常がもっとないのか、
とも思いますが、そういうシーンに頼るよりはやはり「筋が通るとは何か」を自分で
示していないのが、つまらない理由です
他人の問いに答えず「刺さった」で済ます表現ほど惨めなものはありませんし、
虎を逃がしたことは知らないだけに、二人とも格好いい事をしようとしてメタ的には間抜けです
退治したことをも含めて摩擦呼ばわり、塩梅呼ばわりするのは正直に言って、
コミュ障の気取った表現です
概して摩擦は解消されますので、言い回しのための言い回しという感じです
言い回しや比喩に頼るものほど得てしてこのようなフレーズ頼み、表現頼みに
なってしまいます
あえて言うなら「心の全てではない」という虎の発言こそが最も筋が通っています
対して主人公はベラベラ喋る割に、口に出した言葉の責任すら作者に贔屓されて
放棄しているので、まぁ私は筋の通った者とも塩梅で味を調えようとしているとも思いませんでした
むしろ口出した言葉と内心を乖離させ、それを読者に隠してすらいます
相手が何も言わない事を良い事に、その都度好きなように手加減して自虐して
いますが、それで済まないから作中のような設定が発生するのでは?という疑問すら
生んでいます
出来うる限りボコボコにしましたが、いかがでしょうか
良かった要素
設定
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
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Frictions〜Tiger〜の批評の返信 (No: 3)
投稿日時:
> 高野豆腐さん
まずは、拙作を最後まで読んでくださったことに、感謝申し上げます。
ありがとうございました。
高野豆腐さんにご指摘を頂いて、認識できたことが多くありました。
全くその通りだと、思い返されることばかりです。
「何を筋と認識しているのかが
不明瞭、ともすれば隠したまま事件の解決に至っています
挙句が「〇〇なんだけどな。〇〇もいいもんだ」などと自己完結と曖昧な認識に
頼ってもいるので、判断がつきません」
高野豆腐さんのおっしゃる通りで、終始曖昧にぼかしている部分がありました。
これは、主人公に一本筋な通ったものがなかったことが大きな原因だったかと作り込みの甘さを痛感しております。
「小説ではない現実の科学に則った指摘も色々とできますが、そもそもそれを
していないという時点で、なんとなくの物思いの産物なのだなぁ、と思うばかりです」
このご指摘もまた、小説世界の設定の甘さを痛感するばかりです。
なんとなくの物思いの産物、というのも遠からぬご指摘で、物思いの域を出ていないアイディアだったと感じています。
「自分の棚上げは通じるし、かつ摩擦が実態を持ち危害を加えるので叩きのめす
口実や命令が既に存在している、というご都合主義が満載です」
このご指摘に関しては、中々実感できていない、というのが実際のところです。
どのような運びにすれば、御都合主義ではなくなるのか、よく反芻し考えたいと思います。
「ギャグの大半は笑えもしません」
これは痛い指摘でありましたが、しかし、ここでこう言ってもらえたことで、自身と読んでくれる方との間のズレに気づくことができました。
常に客観的な視点を持ちながら、書ければと思います。
「退治したことをも含めて摩擦呼ばわり、塩梅呼ばわりするのは正直に言って、
コミュ障の気取った表現です
概して摩擦は解消されますので、言い回しのための言い回しという感じです
言い回しや比喩に頼るものほど得てしてこのようなフレーズ頼み、表現頼みに
なってしまいます」
その通りだと思います。
台詞に頼る、言い回しに頼る、人物同士の掛け合いに頼るという場面が多々あることに気づきました。
ストーリーの組み立ての甘さ故、それらに頼らざるを得ない部分が多く出てきてしまったのだと感じております。
「むしろ口出した言葉と内心を乖離させ、それを読者に隠してすらいます
相手が何も言わない事を良い事に、その都度好きなように手加減して自虐して
いますが、それで済まないから作中のような設定が発生するのでは?という疑問すら
生んでいます」
言葉と内心が乖離している部分がありましたか。
恥ずかしながら、自分で意識して描いたものではなく、無意識にちぐはぐな言動を描いてしまっていたようです。
未熟な部分を気付かせていただき、ありがとうございます。
最後に、ここまで詳細で的確なご指摘をいただけたこと、非常にありがたく、嬉しく思います。
次作への糧とさせていただきたく思います。
ありがとうございました。
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