狂人の手記の批評
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狂人の手記(元記事)
15歳、中学生です。
いかに不安定な人間かを見せるのに注力しました。
以前とある小説合評会で出した作品になります。
芥川龍之介をリスペクトして書かせていただきました。
正気と狂気のはざまの世界を楽しんでいただけたらさいわいです。
狂人の手記の批評
投稿者 大野知人 投稿日時: : 0
うーんと、他の人と指摘ポイントを変えるために『芥川先生~』を抜きにして書くのですが。
個人的には『~た』で終わる文章が連続している箇所が多くて、少し読みにくいところがあるなと感じました。
また、これは作品そのものがそういう風に作られているせいなのだけれど、『語り手の動き』が物足りないように感じた。この作品の場合、語り手は徹頭徹尾『語っているだけ』であって、自殺する前だというのに余りにも落ち着き払いすぎている。正気と狂気のはざまを表現するなら、『ナイフを首にあててみてから、ゆっくりと下ろす』とか『自殺の方法をあれこれ模索して、ハイになって、それから「ただ死ぬだけでよいのだ」と鬱気味に落ち着く』みたいな、『ただ手記を書いているだけではない』生々しい死ぬ前の人間が見たかったです。
あとはまぁ、推敲不足を感じるところがチラホラ。趣味の問題になっちゃうけど、もう四分の一くらい文章削って、『死ぬ直前の焦りと狂気の中で、何かが短絡してまとめた』みたいな書き方だと、ゾワっとできていいかなと思います。
長所。良かった点
心理状態の描写はすごく丁寧です。中学生でこれなら、十分自信を持っていいと思います。
良かった要素
ストーリー
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