俳句クラブ『今日の一句』。俳人友達の交流掲示板

一本勝負の悠さんの返信一覧。最新の投稿順33ページ目

元記事:感動の一句をどうぞ。の返信

名乗りけり大をんじやうしほととぎす 季吟

北村 季吟(きたむら きぎん、寛永元年12月11日(1625年1月19日) - 宝永2年6月15日(1705年8月4日))は、江戸時代前期の歌人、俳人、和学者。 死亡: 1705年8月4日
書籍: 土佐日記抄、 大和物語抄、 百人一首拾穂抄、 源氏物語湖月抄(中)増注、 源氏物語湖月抄增注、 北村季吟集、 「万葉拾穂抄」影印・翻刻
~ウィキペディアより。

季語時鳥/ほととぎす
三夏
 

初時鳥/山時鳥/名乗る時鳥
待つ時鳥/田長鳥/沓手鳥
妹背鳥/卯月鳥/杜鵑
杜宇杜魂/子規/不如帰
 
初夏五月に南方か
ら渡ってきて日本
に夏を告げる鳥。
雪月花に並ぶ夏の
美目である。昔は
初音を待ちわびた。
初音を待つのは鶯
と時鳥だけ。夜、
密かに鳴くときは
忍び音といった。

 
野を横に馬引むけよほとゝぎす
芭蕉「猿蓑」
ほとゝぎすきのふ一聲けふ三聲
去来「去来発句集」
時鳥啼や湖水のさゝ濁り
丈草「丈草発句集」
弓取は弓持てきくほとゝぎす
白雄「白雄句集」
おもひもの人にくれし夜杜鵑
太祇「五車反古」
山吹も散らで貴布祢の子規
維駒「五車反古」
岩倉の狂女恋せよほとゝぎす
蕪村「五車反古」
江戸入りの一ばん声やほととぎす
一茶「七番日記」
空高く山やや青しほととぎす
幸田露伴「露伴全集」
聞かふとて誰も待たぬに時鳥
夏目漱石「漱石全集」
鳴くならば満月に鳴けほととぎす
夏目漱石「漱石全集」
谺して山ほととぎすほしいまゝ
杉田久女「杉田久女句集」
~きごさいより。

中折れの忍び音聞くや不如帰

悠二郎

上記の返信(感動の一句をどうぞ。の返信の返信)

スレ主 一本勝負の悠 : 0 70代 男性 投稿日時:

うらやましおもひ切時猫の恋 越人

越智越人
おち えつじん
説明越智 越人は、江戸時代前期の俳諧師。別号に槿花翁。尾張蕉門の重鎮で、蕉門十哲の一人。「更科紀行」の旅に同行した。 著作に不猫蛇、猪の早太、編集に鵲尾冠、庭竈集など。 名古屋に縁のある越人の墓所は、浄土真宗本願寺派「転輪山長円寺」にある。名古屋市の史跡に指定され、同寺の境内入ってすぐに由緒書きがある。~ ウィキペディアより転載

猫の恋/ねこのこい/ねこのこひ
初春
 

猫の妻恋/恋猫/猫さかる浮かれ猫/猫の夫/猫の妻猫の契/春の猫戯れ猫通ふ猫
 
猫の発情期のうち、
春先のさかりのつ
いた猫の行動をい
う。二月ごろから、
窓の外は騒がしく
なる。静かな夜に
不気味な声が発せ
られ、驚かされる
ことも多い。

猫の恋やむとき閨の朧月 
芭蕉「をのが光」
麦めしにやつるゝ恋か猫の妻
芭蕉「猿蓑」
羽二重の膝に飽きてや猫の恋
支考「東華集」
猫の恋初手から鳴きて哀れなり
野坡「炭俵」
声たてぬ時が別れぞ猫の恋
千代女「千代尼句集」
おそろしや石垣崩す猫の恋
正岡子規「子規句集」
恋猫の眼ばかりに痩せにけり
夏目漱石「漱石全集」
恋猫やからくれなゐの紐をひき
松本たかし「松本たかし句集」
山国の暗すさまじや猫の恋
原石鼎「花影」
猫の恋老松町も更けにけり
日野草城「青芝」

次次と不倫地獄や猫の妻

悠二郎

カテゴリー : 俳句の相談、質問 スレッド: 感動の一句をどうぞ。

この書き込みに返信する >>

元記事:季語2つをくっつける、季重なりの俳句の返信の返信

No.8の続きを

おっしゃる通り、「主役」と「脇役」を決める方法で季重なりを成立させることは可能です
ただ、「約束の季語」を脇役にするのではなく、季語の力を上手に落とすと言った方が正確です
それが脇役にしているように見えるのでしょう
力を落としやすいのが「約束の季語」に多いのです

そして、片方の季語の力を強めることも場合によっては必要です
2つの季語の力が同等だからと、もう1個強い季語を使ってまとめることも有り得ます

季語の力を落とす方法
・比喩
・時間軸をずらす

季語の力を高める方法
・切れ字
・季語を2つくっつける(成功している場合のみ有効)

やり方はほかにもいろいろあるので、後は探してみてください

でも、季重なりを成立させるためだけの俳句は「かっこいいから」なんていう理由ならば、すべきではありません
なんで季重なりにしたいのかが自分の中で明確になっていないと、放つ俳句は活きません

竹内様は、実力的に「季語2つ以上コースをやってもいい」レベルだと思いますが、本格的に俳句を始めて半年~1年くらいと記憶しているため、まだほかにやれることがあるとアドバイスします

余談ですが私がこのテーマを考え始めたのは、本格的に俳句を始めて2年経つか経たないかくらいの頃でした

上記の返信(季語2つをくっつける、季重なりの俳句の返信の返信の返信)

投稿者 一本勝負の悠 : 1 70代 男性 投稿日時:

たいへん解りやすい御指導で勉強になりました。 ただ理論だけでは、もう一つピンとこないので、実作を示しながらの解説を御待ち申し上げます。 次なる回を楽しみにしてます。

カテゴリー : 俳句の相談、質問 スレッド: 季語2つをくっつける、季重なりの俳句

この書き込みに返信する >>

元記事:俳句の上達のためには何をするのが最も良いでしょうか?の返信の返信

どうも、コメントありがとうございます。
数多くの作句と推敲、人目に晒し意見を聞くこと。
やはり、基本はこの3点ですね。
参考になりました。

上記の返信(俳句の上達のためには何をするのが最も良いでしょうか?の返信の返信の返信)

投稿者 一本勝負の悠 : 3 人気投稿! 70代 男性 投稿日時:

いえ。 基本は人や自然への愛と礼節かと思います。 ご存知でしょうが 芭蕉に《松のことは松に習え》の教えがありますね。 眼前の物に対して、愛と礼節を旨とし、謙虚な心で相対せよ、ということです。 さすれば、あなたが詠もうとしている対象が詩となる言葉を与えるでしょう。 ついでに申し上げますと、かぎろいさんの俳句を見たことがありません。 ぜひ、一句拝見したいものです。 よろしくお願い申し上げます。 悠二郎

今日の一句

花のころ逢ひて葉のころ別れけり

カテゴリー : 俳句の相談、質問 スレッド: 俳句の上達のためには何をするのが最も良いでしょうか?

この書き込みに返信する >>

元記事:感動の一句をどうぞ。

あなたの感動の一句を教えてください。 有名無名、古典現代、有季無季を問わず、これまでに読んだ俳句の中で、感動した俳句を作者、作品の解説感想等々を添えて教えてください。 よろしくお願いいたします。

上記の返信(感動の一句をどうぞ。の返信)

スレ主 一本勝負の悠 : 0 70代 男性 投稿日時:

名乗りけり大をんじやうしほととぎす 季吟

北村 季吟(きたむら きぎん、寛永元年12月11日(1625年1月19日) - 宝永2年6月15日(1705年8月4日))は、江戸時代前期の歌人、俳人、和学者。 死亡: 1705年8月4日
書籍: 土佐日記抄、 大和物語抄、 百人一首拾穂抄、 源氏物語湖月抄(中)増注、 源氏物語湖月抄增注、 北村季吟集、 「万葉拾穂抄」影印・翻刻
~ウィキペディアより。

季語時鳥/ほととぎす
三夏
 

初時鳥/山時鳥/名乗る時鳥
待つ時鳥/田長鳥/沓手鳥
妹背鳥/卯月鳥/杜鵑
杜宇杜魂/子規/不如帰
 
初夏五月に南方か
ら渡ってきて日本
に夏を告げる鳥。
雪月花に並ぶ夏の
美目である。昔は
初音を待ちわびた。
初音を待つのは鶯
と時鳥だけ。夜、
密かに鳴くときは
忍び音といった。

 
野を横に馬引むけよほとゝぎす
芭蕉「猿蓑」
ほとゝぎすきのふ一聲けふ三聲
去来「去来発句集」
時鳥啼や湖水のさゝ濁り
丈草「丈草発句集」
弓取は弓持てきくほとゝぎす
白雄「白雄句集」
おもひもの人にくれし夜杜鵑
太祇「五車反古」
山吹も散らで貴布祢の子規
維駒「五車反古」
岩倉の狂女恋せよほとゝぎす
蕪村「五車反古」
江戸入りの一ばん声やほととぎす
一茶「七番日記」
空高く山やや青しほととぎす
幸田露伴「露伴全集」
聞かふとて誰も待たぬに時鳥
夏目漱石「漱石全集」
鳴くならば満月に鳴けほととぎす
夏目漱石「漱石全集」
谺して山ほととぎすほしいまゝ
杉田久女「杉田久女句集」
~きごさいより。

中折れの忍び音聞くや不如帰

悠二郎

カテゴリー : 俳句の相談、質問 スレッド: 感動の一句をどうぞ。

この書き込みに返信する >>

元記事:俳句の上達のためには何をするのが最も良いでしょうか?

こんにちは。
私は俳句を作っているのですが、なかなかうまくなりません。
以前は、俳句は写生だ!と聞いて、なるべく対象の物を観察して作ろうとしていましたが、写生するのは難しかったです。

そこで、テレビ番組で有名な夏井先生の本を読んで、下五から作るというやり方を知って、このやり方で俳句を作ったら句会で評価されました。

このやり方は、下五に何か名詞を置き、中七にこれを描写する言葉を置き、上五に季語を置くという穴埋め式です。

例えば、下五を「盃よ」としたら中七で「縁の欠けたる」と描写し、上五で「月見酒」と季語を入れて、

月見酒縁の欠けたる盃よ

という俳句を完成させます。初心者には向いているやり方だそうです。
ただし、邪道だと本に書いてありました。
邪道なやり方を続けて良いかなと、ちょっと心配になりました。

俳句の上達のためには何をするのが最も良いか、ぜひ教えていただきたく思います。
よろしくお願いします。

上記の返信(俳句の上達のためには何をするのが最も良いでしょうか?の返信)

投稿者 一本勝負の悠 : 2 70代 男性 投稿日時:

数多くの作句と推敲、人目に晒し意見を聞くこと、この三点んに尽きるでしょうか。

意見の中には、素人の感想もプロ俳人の添削も様々ありましょうが、どのような意見をも有り難く、虚心坦懐に聞き入れ自分の句作の肥やしとすべきかと思います。

気に入った誉め言葉のみを嬉しがり、意に染まない添削に対しては御礼も述べず、あまつさえ敵意を抱き攻撃的な態度やスルーするようなことでは、添削道場というこの場の趣旨名分が立たないことになります。

そうなると互いに添削しあって作句の向上を図ることなど不可能です。

気に入ったらイイネ、気に入らなければ無視という設定も少しヘン?

どんなコメントも、先ずは自分の句《存在》に目を留めてくれたという一事に感謝する認識を持つべきです。
そういえば、あなたは私のコメントに御礼の言葉がありませんでしたね?

俳句は礼に始まり礼に終るもの、この初歩的マナーを身に付けて後、俳句を勉強されたら必ずや上手くなるでしょう。

失礼しました。
悠二郎

今日の一句

二月尽小指の欠けし友来る

カテゴリー : 俳句の相談、質問 スレッド: 俳句の上達のためには何をするのが最も良いでしょうか?

この書き込みに返信する >>

現在までに合計182件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全37ページ中の33ページ目。

ランダムにスレッドを表示

ナリスマシは犯罪ですよね、かぎろいさん?

投稿者 一本勝負の悠 回答数 : 0

投稿日時:

吉田悠ニ郎さんの添削 縁切りの寺に咲きたる白日傘 添削した俳句: 縁切りの寺に立ちたる白日傘 本郷さんの言う通りだよ。 正し... 続きを読む >>

芙蓉花

投稿者 あつこ 回答数 : 0

投稿日時:

芙蓉の花が あちこちで咲いていて ふわっとした花びらが 優しい気持にさせてくれます。 続きを読む >>

今日の一句:今こそは我全開の芙蓉花

10月27日東京俳壇 石田郷子選

投稿者 腹胃壮 回答数 : 2

投稿日時:

入選 秋水を注ぐ私という管に 塩豆さん、おめでとうございます。 私は二ヶ月連続で選外でしたが自分の事のように嬉しい... 続きを読む >>

ランダムに回答を表示

元記事:添削道場秀句集《 一》

◎扇風機羽を休めて涼みをり
作者 新米  投稿日 2017年08月18日

◆寸評

涼風を送る務めの扇風機が、羽を休めて涼んでいるよ/というノンセンスな俳味ある一句ですね。

◆添削道場には、他にもこんな秀句があります! という方はこちらへ推薦してください。

◆注意
推薦句と寸評を伴わない書込みは固く御断りいたします。

埋もれた秀句が沢山あると思います。 よろしくお願い申し上げます。

上記の回答(添削道場秀句集《 一》の返信)

投稿者 竹内 : 2

ラジオからテロの速報日向ぼこ
作者 腹井壮様  投稿日 2017年11月20日

「テロ」という物騒な言葉と幸せそうな「日向ぼこ」の対比なのだなと最初は思いました。
ただ、この淡々とした詠み方は決して世界平和を願うなどの気持ちはなくて…日向ぼこをしている本人はこの速報を静かにただただ、聞き流しているだけ…そこがいいなと思いました。
そもそも「日向ぼこ」は、日向ぼこそのものが目的ではなく、日の当たる場所で新聞を読んだり、編み物をしたり、おしゃべりしたり…主な目的にくっついている「ついでの行為」かなと思います。
この人は本当に何もしていないんだと思います。
空っぽになっているように感じて、そこがまた良いなと思います。

カテゴリー : その他 スレッド: 添削道場秀句集《 一》

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:お題『会議室』の俳句を作りませんか?

こんにちは。
会議室をお題にした俳句をみんなで作りたいと思います。

俳句のお題は、季語にするのがふつうですが、趣向を変えて、季語以外の言葉を使ってみたいと思います。
季語は何でもOKですが、現在は秋ですので、秋の季語にしたいと思います。

参加をよろしくお願いいたします。

上記の回答(お題『会議室』の俳句を作りませんか?の返信)

投稿者 酔いどれ防人 : 1

かぎろい様、面白い試みありがとうございます。
ハオニー様、秋天を吸い込む、会議室の張り詰めた空気、部屋を抜け出たおりの開放感は共感できますね。
腹胃壮様、なかなか豪勢なお弁当ですね。横長な弁当箱なのですね。
なかなか難しい試み、私は少し川柳的になりました。夜食が季語だとは知りませんでした。最近のコンビニはすごいですよ。

カテゴリー : 俳句のお題 スレッド: お題『会議室』の俳句を作りませんか?

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:添削道場秀句集《 一》

◎扇風機羽を休めて涼みをり
作者 新米  投稿日 2017年08月18日

◆寸評

涼風を送る務めの扇風機が、羽を休めて涼んでいるよ/というノンセンスな俳味ある一句ですね。

◆添削道場には、他にもこんな秀句があります! という方はこちらへ推薦してください。

◆注意
推薦句と寸評を伴わない書込みは固く御断りいたします。

埋もれた秀句が沢山あると思います。 よろしくお願い申し上げます。

上記の回答(添削道場秀句集《 一》の返信)

投稿者 鳥越暁 : 2

推薦いたします。
◆木枯らしに身を低くして逆らわず
詠者:大浦美津子/2017年12月8日投句

寸評:
粗削りな表現が「木枯らし」にマッチしている。「身を低くして」「逆らわない」と説明的と捉えられそうだが、本句の場合はそこが魅力である。
びゅうと吹いた木枯らしに一瞬にして身を屈めて、息を止めて耐える様が、ありありと浮かぶ。「逆らわず」にしろ「身を低くする」にしろ他に表現を探すことはできるが、あえて中七下五は手を入れない方が臨場感がある句である。

※本句に関しては、添削したくなる要素があり、評価の分かれるところでしょう。あくまでも私個人の推薦句です。

カテゴリー : その他 スレッド: 添削道場秀句集《 一》

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

トップページへ

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

質問、相談をする!
コメントは4500文字以内。
返信通知設定(必要なければ外してください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

俳句クラブ『今日の一句』の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ

関連コンテンツ