「ランウェイを夢見る男子針供養」の批評
回答者 イサク
こんにちは。
カイ様の投句を20句ほどさかのぼりました。その中で俳句らしくなっているものは「脱衣所の合わせ鏡へ冬の蝿」「獺祭や記念硬貨の並び方」、次点で「初霞熱くなりゆく地獄谷」です。(初霞の句は、コメントと我々の受け取る句意が異なるのが大問題ですが・・・形はできています)
これらの句と比較して、
・「ランウェイ」「Timing」「どうしたって」「辛口火鍋」などは、「この単語を使えばわかるだろう」という思い込みが強すぎたようです。作者は受け手をテストしているわけではありませんので・・・
・「針供養」「揚羽蝶」「花疲れ」「春の鹿」などの句は、季語の本意を全く気にしておりません。季語の「揚羽蝶」は、ただ言葉としての「揚羽蝶」ではなく、春を感じる「揚羽蝶」です。季語「春の鹿」などは、ただの「春にいる鹿」ではなく出産に関わるのですが、残念ながら骸にされてしまいました・・・「針供養」も同様、裁縫に関わる語であることだけを利用されており、「針供養」という行事を無視してしまっているようです。
・全体的に、季語を「季語以外の部分の説明」のために使っている句が多いようです。「針供養」「遠足」「花疲れ」「厳寒」「九条葱」「冬ざるる」の句はそうですね。
点数: 1
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ランウェイと針供養でファッションデザイナーを表現してみました。
昔はファッションデザイナーというと女子の職業というイメージがありますが、今の時代はジェンダーフリーです。男子がファッションデザイナーを目指してもおかしくはありません。
自分のデザインした服を、ランウェイでモデルの方に着てもらうのを夢見ている男性ファッションデザイナーが針供養に参加しているシーンに発想を飛ばしました。