「竹林にたましひのこゑ春疾風」の批評
回答者 秋沙美 洋
こんにちは。
この句は要素が多すぎるように思います。竹林、魂の声、春疾風。
内容は散漫としていますが、詠もうとする内容的にどれを外しても景が立たなくなる、俳句の題材としては非常に難しい物だと思います。
竹林に吹く春疾風の句として詠んだ方が、この句は生きるのではないでしょうか。
点数: 1
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作者 鳥 投稿日
回答者 秋沙美 洋
こんにちは。
この句は要素が多すぎるように思います。竹林、魂の声、春疾風。
内容は散漫としていますが、詠もうとする内容的にどれを外しても景が立たなくなる、俳句の題材としては非常に難しい物だと思います。
竹林に吹く春疾風の句として詠んだ方が、この句は生きるのではないでしょうか。
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回答者 イサク
こんばんは。
句意がつかみにくい感じがしたのですが、おそらく「春疾風」が吹いたから「竹林」に音がして「たましひのこゑ」のように感じたという、ストーリーと語順のミスマッチからだと思います。
あとは、「春疾風」と「たましひのこゑ」の関係の理屈っぽさも、俳句としては邪魔をしているように感じます。
とはいえ「竹林」「たましひのこゑ」「春疾風」で十六音ありますので、どれかの要素を削らないと何かを変えることができません。御句の句意としては「竹林」を削りたくなるのですが、俳句としては「たましひのこゑ」が七音もあり景もなく、こちらの措辞を変更したいところです。
点数: 1
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回答者 よし造
寂聴の句に「身ほとりに魂ゐる気配」とかいう句があったと思いますが、私も魂の気配を感じることがあります。「たましいのこえ」は「魂」でいいのでは。
点数: 1
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小旅行で京都の嵐山、竹林の小道まで赴いた時の思い出です。霊園付近の竹林に突風が吹き、その音が竹林の精霊や霊園の魂の声のように思えたという句です。句に霊園は盛り込みませんでしたが。