「朧月野点の傘に重なりて」の批評
何を伝えようとしているのか、ご自身にとって分かりやすい切り取り方を意識したのが伝わってきます
野点を夜に行うのだというのならば、その発想には意表を突かれますね
「遅くなったけど...始めましょうか」なんて言いながら夜半に始まる野点、面白くならないわけがありません
実際にやる方は大変そうですが
その場合は「に」以外にも「と」が使えます
朧月野点、のあたりに漢字が続いているので「おぼろ月」と漢字を少し崩します
おぼろ月野点の傘と重なりて
しかし、酔いどれ様のおっしゃる通り「翌日の野点で雨にならないようにと心配している」という捉え方の方が正しいかもしれません
酔いどれ様の提案なさった句は軸がきちんとなさっています
私は別の可能性をお見せします
野点傘組みにし朧月夜かな
「~にし」→~してしまった
これだと、「雨が降りそうなのに野点の傘を組み立ててしまって後悔してはいるが、朧月夜の素晴らしさに気がつくきっかけになった」という意味が入ってきます
今回は難しい話もしています
一度に全部を意識しようとせず、「できたらいいな」という部分を意識して身につけていくといいでしょう
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朧月の暈と野点の傘を重ねてみました。添削お願いします。