「月光に溺れてみたきソナタかな」の批評
回答者 秋沙美 洋
藤井さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。
んーちょっとこれは色々詰め込み過ぎの感じがします。
「月光」「溺れてみたい」「ピアノソナタ」名月に感動して色々語りたくなる気持ちは伝わりますが、作者が何を言いたいのか、何を強調したいのかがボヤけてしまっていると思います。
まず「月光」これは句の背骨になる部分ですので外す訳にはいかないでしょう。
溺れてみたくなるくらいキレイな月だなーというのを言いたければ、
「月光や溺れてみたき照度かな」
月光とピアノソナタを取り合わせたいなーという意図があるなら
「月光やソナタ聴こえてきそうなり」
いずれにせよ、「ソナタが聴こえてきそうな素晴らしい月光で、私はそれに溺れてみたくて〜」というのを全部語ろうとすると、17音の器というのはすぐに溢れてしまいます。
何を描き何を描かないか、考えるのも楽しいですよ。
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名月が楽しみです