俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

なすの花きうりの花と咲きにけり

作者 いなだはまち  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

ピンクよっちゃん様に励まされ、鰻の句での心の傷の癒えぬままに。
一応、人選はいただきましたが。😅
本日の朝散歩で早くも見かけました。
どこかで聞いたような句ですが。😁
在宅勤務が早く終わることを祈りつつ。

最新の添削

「なすの花きうりの花と咲きにけり」の批評

回答者 石垣

いなだはまち様御感想ありがとうございます
ご指摘の通り公園管理課の方々の句として作りましたが、勝手にテープを剥がして回る不審者と解釈される可能性は考えていなかったので思わず笑ってしまいました。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「なすの花きうりの花と咲きにけり」の批評

回答者 ピンクよっちゃん

句の評価:
★★★★★

いなだはまち様
更衣の句、添削ありがとうございました。
アドバイスに従って推敲してみたいと存じます。
御句を一読し、河東碧梧桐の
「赤い椿白い椿と落ちにけり」
が、即座に思い浮かびました。
これは碧梧桐句へのオマージュを含んでいるなと…。
描かれている景も句意も全く違うのに、容易に連想させられるのは、それだけ俳句は「調べ」に依るところの大きい文芸なのだと再認識いたしました。
御句、添削すべき箇所は無いかと存じます。季語二つは並列的に配置されており、互いに補完し合うように成り立っていると思います。夏の強い生命力を思わせる句に仕上がっており、共感いたしました。

点数: 2

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この花はこの野菜かと夏畑

回答者 ささゆみ

句の評価:
★★★★★

いなだはまちさん
「苺喰ぶ」の句のコメントありがとうございました。
孫の苺の喰いっぷりに驚嘆して詠んだ句でした。ご指摘頂いた動作の順番は、一度口に苺を頬張って、咀嚼も飲み込むのもそこそこに、次々と苺を鷲掴みしている様子を表現したかったのですが、巧く伝えられなかったですね。推考してみました。
「鷲掴みイチゴ頬張る一歳児」でよかったのかな?
あと、御句についてですが、私は季重なりを警戒して、添削ではありませんが、テーマを夏畑にしてみました。如何でしょうか?

点数: 1

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なすの花かたむくきうりの花の影

回答者 南風の記憶

句の評価:
★★★★★

 いなだはまち様、ご無沙汰しております。

 人選一句。食べ物の兼題の時は、こんなものです(苦笑)。「鮃」の並選に始まり、桜鯛、鱈場蟹、蕨餅、そして鰻と、人選一句が精一杯。同じ食べ物でも「茸」や「檸檬」など植物系はわりと好きなのですが。やはり、日頃からコンビニで買い弁ばかりしている、貧しい食生活を反省しなければならないのかもしれません(汗)。

 さて御句ですが、かなりチャレンジ的な句と見受けました。季語が二つ。いわゆるダブル主役を認めるのか、認めないのかで、議論になりそうです。しかし現実には、畑などであり得る光景ですものね。

 私なら、上記のように言葉を足し、「なすの花」が少し目立つようにするかもしれませんが……しかし面白いチャレンジだと思います。

点数: 1

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「なすの花きうりの花と咲きにけり」の批評

回答者 ピンクよっちゃん

句の評価:
★★★★★

いやいや、それでは添削ではなく改作、いやそれどころか改悪です。
皆さん季重なりを気にしておられるようですが、それではこの句の魅力が分からない。
私が先に述べました通り、二つの季語は並列的に配置されているのであり、殺し合う事なく互いに補完し合っているのです。
それを片方だけ目立たせてしまったら絶妙のバランスが崩れ、それこそ季重なりに堕ちてしまう。
この句に於いて季重なり問題は些細なことであり、注目すべき点は他にあります。
それは句形、この句のフォームです。

赤い椿白い椿と落ちにけり
なすの花きうりの花と咲きにけり

題材(椿、畑の花)と景(落ちる、咲く)
は違いますがフォームは全く同じです。
まずは河東碧梧桐句の「と」にご注目下さい。「の」でも「が」でもなく「と」。この「と」によって、椿が落ちているという現象に連続性が生まれ、読者の脳内に赤、白、また赤、白、赤白赤白…落ち続ける「時間」の映像が現れます。
作者はその効果をまるまる活かし、二種類の野菜の花から広がる、夏の畑の「空間」を描いて見せたのです。私はこれをパクリなどではなく、碧梧桐句の強固な「形」を信じ切った、先行作品へのオマージュと読みました。
もう一つ注目すべき点は「なす」「きうり」のひらがな書きです。
二つの句を並べて見た時に、題材の存在感の違いは明白です。
碧梧桐句は椿の落ちてゆく景色を見せるわけですから、椿の一個一個をはっきり存在させなければならない。一方この句においては野菜畑全体を想像させたいので、野菜の花一つ一つをそれほど明確に印象づける必要はない、いやむしろ目立つとかえって邪魔、季重なりの印象も強くなってしまう、ゆえの必然性のあるひらがな書き。
ここに作者の、周到に考え抜いた作品への配慮を感じます。もし漢字だったら、句の印象はがらりと変わったでしょう。
以上の事から、この句に添削の必要はないと判断します。名句の強いバックボーンがあって、その上に繊細な工夫を施された作品になど、おいそれとさわれるものではありません。
ただ、一句としての完成度の高いこの作品といえども、例えば総合俳句誌などに投句した場合、何千句の中に埋もれた時には、繊細な技巧を見落とされて、にべもなく類想類句の判定を下されてしまう可能性がある。そうした観点からも、やはり問題にすべきは季重なりではなく、実に「そこ」なのです。

いなだはまち様、私は作品を評価するのであって、作品に「失望した」のです。久田様という「人」に関しては知りようもなく知らないのですから失望のしようもない。その事だけは申し上げたく、こうしてまた出て参りました。しかし、あの時には感情の昂ぶりが確かにありました。久田様には詩を書こうとする意志を感じていましたので「それがこういうのを書くのか!」という苛立ちはありました。それで荒い口調になってしまったのは認めます。「失望しました」には確かに感情がこもりました。
その点は久田様に対しても謝罪したいと思います。済みませんでした。

先にも申しました通り、私は俳句を「読む」のが好きな人間です。自分の中には創造の種は何も無い。他者の作った作品を前にしてしか想像力が働かないのです。
実作者への志向がまるで無いということは、本道場の主旨から逸脱します。
意識せずに無遠慮を働いてしまう私の性質と考え合わせても、やはり、退出が最善の途かと思われます。いなだ様のお声掛けにそむくかたちになり、心苦しいのですが、皆様の俳句の上達を祈念しつつ、これで失礼したいと思います。
ありがとうございました。

点数: 1

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「なすの花きうりの花と咲きにけり」の批評

回答者 南風の記憶

句の評価:
★★★★★

 いなだはまち様、拙句への批評ありがとうございます。
 更衣の表記は、ケアレスミスでした。それと、ご指摘の「から」ですが、私もちょっと気になりながら、あえて使ってみました。うーん、やはり安易だったかもしれません。

 映像が少ないとのご指摘も、その通りだなと思います。確かに「今日から」は、丸々けずって良さそうですね。

例)白みゆく風学校は更衣

「学校」という映像を足してみましたが、いかがでしょうか。 

点数: 1

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お礼だけ失礼します

回答者 根津C太

句の評価:
★★★★★

いなださん、コメントありがとうございました。
言われてみれば傍から読むと意味が分からない不出来な句だなと思いました。
普段は体力の都合上、あまり人様の投稿にコメントを残すことを最近はしなくなったのですが、
今回ばかりは説明しなければと思いました。

まず前半部分。
折り鶴を作る最後の工程で、お腹の穴から息を入れて膨らますやつの話です。
あれはコツがいるらしく、それができないと折り鶴の背中が凹んだままになってしまいます。
未だに私はコツをつかめていないので、膨らませられた試しがありません。
頬が痛くなるくらい一所懸命に膨らませようとしても、
どうにもうまく形になってくれないもどかしさを
「折鶴は膨れぬ」と置きました。
次に後半部分。
麦星という麦の収穫の時期の星がかすむことで、
今まで頑張って育てた麦が収穫までたどり着けないんじゃないかと不安になる感じを「麦星は翳む」と置きました。

どちらも「あとちょっとで実りそうなところまで頑張ったのに、結局何にも形にならずに終わりそう」という虚しさを表現しようとしています。
句の説明欄に少し書きましたが、約15年の間に何とかもがいて絵とか文章を色々学んだり作ったりして、自分の作りたい物をなんとか形にしようとしてきたが、ついにもう限界が見えてきたという精神状態がこの句を作ったという感じです。

そしてその後に投稿した「万緑に眠れ我が空想の子ら」につながっていくわけです。

点数: 1

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「なすの花きうりの花と咲きにけり」の批評

回答者 三男

句の評価:
★★★★★

いなだはまち様
昨日に引き続き、明瞭的確なご添削をいただきありがとうございました。
私はこれまでどなたからも指導を受けたことがなかったので、全てが新鮮でこれが俳句の世界なのかと実感しました。また、俳句に足る表現、余情に深く関わる構成という柱を教えられました。
この2日間で自身の程度を推し量れた意義はとても大きいです。
独学だけの私に有意義な批評を添えていただき、重ねてお礼を申しあげます。

点数: 1

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「なすの花きうりの花と咲きにけり」の批評

回答者 南風の記憶

句の評価:
★★★★★

 いなだはまち様、さっそくのコメントありがとうございます。

 貴殿のおっしゃる「言葉を鍋で煮詰め」たような私の句の傾向、きっと好意的に述べてくださったのだろうと受け取ります。が……実はそこが、悩み所でして(汗)。

 私の場合、良くも悪くも、言葉(=表現)に頼った句作になりがちで、ハマった時は一定レベルの句が詠めるのですが、ハマらない時は「鰻」のように、ピントを大きく外してしまう。兼題により、得手不得手の落差が激しいので、もう少しどうにかしたいと模索中なのです。

 ですのでこのサイトに投句する時は、自分の得意な形ではなく、普段あまりやらない方法を、色々試しています(今回のようにあっさり詠んだり、逆に抽象表現を多用したり)。見ての通り、なかなか上手くいかないのですが……(苦笑)。

 もちろん得意型で押し切るという考えもあります。ただそれだけでは、この頃行き詰まりも感じていて、どうにか打開しなければと焦ってもいるのです。

 いま正直、過去になかったくらい句作が苦しいです。苦しみを乗り越えた先に、新たな世界が開けると信じて、地道に続けていくしかないですね。

点数: 1

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「なすの花きうりの花と咲きにけり」の批評

回答者 豆柴

句の評価:
★★★★★

いつもありがとうございます
茗荷の句添削ありがとうございます
なぜか中八にあまり違和感感じなくて気づかないことが多いですね
ちゃんと数えないとダメですね
何かをの部分考えたけど出ませんでした
また考えたいと思います
茗荷の子はきごさいで調べたらそうあったのでそのまま使いました

点数: 1

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