「石庭に紅の一点諷経哉」の批評
はじめまして!おくらと申します。
「名月」の句にコメントいただき、ありがとうございました!
手直しいただいたスマホの句は季語が消失して川柳になってしまっておりますが、詠み手(私)の帰途の情景を丁寧に汲んでくださり、これはこれで、ありがたく頂戴いたします。というか、私の原句がもともと川柳っぽいのがいけない気がします!
恐縮ながら「石庭」の句に感想を述べさせていただきます。
難しい句ですね…。読み手としての力量を試されている気がします。
御句を読んでまず戸惑うのは、「紅の一点」が何を表しているのかということです。
読み手は上五の「石庭に」から「動きのない」「静かな」「白い庭」をまず想像しますが、「紅の一点」ときて、あぁなるほど、と草木の花や葉の対比を思い浮かべます。
ですが、その後につづく下七「諷経哉」が、ん?
「紅の一点」は読経中の女性を指していたのかな? とやや、混乱を招く結果になっていると感じました。
「石庭」に対してやりたいことはわかるのですが、一句に情報を詰め込みすぎてはいないでしょうか?
視覚・聴覚・厳かな雰囲気、対比する焦点を一つにしぼって詠まれた方がより伝わりやすい句になると思います!
◆石庭に紅葉ひとひら拾ふ朝
◆石庭もさざめきたるや初諷経
私も勉強不足ゆえ、句意が上手く読み取れていないところがありますが、少しでもご参考になれば、幸いです。
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