俳句添削道場(投句と批評)

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末枯や年輪重ぬる顔に指

作者 鈴屋いるか  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

まだまだ若造ですがやはり顔の皺や厚く乾きひび割れのある指をみて歳を感じ始めています
歳をとる、ということは悪いことばかりではないので、一概に末枯というのもどうかとは思いましたが、、

なんにせよ良い歳の取り方をしたいものです
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「末枯や年輪重ぬる顔に指」の批評

回答者 げばげば

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。年輪を重ねるという説明を具体的にしたいという佐渡じいさんの意見がよくわかります。「皸」「罅」などが季語なので難しい使い方にはなりますが、それもありですよね。下五「に」は顔に指をやってるように見えるので「と」ですかね。
末枯、というのが、若干比喩的に見えて、自分の老いを末枯とたとえているのかなあと思ってしまうところもあります。自分の老いを末枯にもっていこうという狙いが見えて若干直接的で近いのかもしれません。
自分の境遇のことを詠まずに光景を描写しているだけなのに、でも、自分の人生を投影させているのかもと思わせる例句もありますので、いくつかおいていきます。

末枯や吹き消すやうに日の翳り/岡本眸
末枯というふほころびを掬ひけり/柴田いさを
末枯にあらん限りの夕日かな/岡淑子

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「末枯や年輪重ぬる顔に指」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

いるかさん、こんにちは。
御句拝読しました。
なかなか味わいのある一句ですねー。作者が「まだまだそんな年齢ではないけれど…」というところにこの句の良さがあるのだと思いますよ。本当に枯れてしまってからよりも、秋から冬にかけて、なんとなく物憂い気持ちになる、その辺をうまく表現なさっていると思います。

末枯れ(うらがれ)という季語を教えてくださって有難うございます。浅学にして存じませんでした。深い季語ですね。

さて掲句ですが、三点気になりました。
まず、季語とそれ以外の部分がちょっと近いかなと思うことです。ただ私は個人的にはこういう近さが好きです。
次に、「年輪重ねる」という措辞ですが、これは一般には人に対する褒め言葉(毎年着実に成長し立派な幹となる)であり、自分にはあまり使わないと思います。
あと「顔に指」は「顔も指も」という意味と思いますが、初読では「顔に指をあてる」というような意かと思ってしまいました。

色々言ってすみませんが、例えば、

・末枯や年を重ねる顔と指

というのも考えられると思います。中八も解決します。

点数: 1

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「末枯や年輪重ぬる顔に指」の批評

回答者 佐渡

句の評価:
★★★★★

いるかさん!こんにちは!
いつもお世話になっております。
誰しも良い歳の取り方したいものです。
提案句として
行く秋やひび割れ皺の顔と指

コメントの記述をそのまま入れてみました。

点数: 0

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添削対象の句『末枯や年輪重ぬる顔に指』 作者: 鈴屋いるか
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