「寒泉は即物的な雲映し」の批評
こんにちは。
コメントにある「即物的=実際の物に即して考える。」を前提とすると、少し受け取りが難しいですね。「物質的なことや金銭的なことを優先して考える」と解釈させても面白い気もします。
原句:寒泉や即物的な雲浮かべ
◆「即物的な雲」は意図はわかります。
「浮かべ」の解釈。雲が本当に浮いているのは空。空という風景解釈の場合、わざわざ「浮かべ」と言わずとも・・というプレバト的添削
の入りやすいかたち。
泉が雲を浮かべているという比喩的解釈も可能。ですが「水面」に「浮かべ」という比喩は、野暮ったい感じはします。
どちらにも一短があり、「即物的な雲を浮かべているもの」つまり句の解釈について、若干の迷いが生じます。
◆こちらの句は作者(作中主体)の観察の句として受け取れます。
掲句:寒泉は即物的な雲映し
◆「寒泉は~~を映し」で、主語述語ができました。
目的語として入るのが「即物的な雲」なのですが、さて、「寒泉」が「即物的と思っている」という擬人の解釈の匂いが発生してしまいました。
◆また、こちらの句では「即物的」と言いながら「映し」つまり映像の雲と断定してしまい、句のメインテーマがブレたように思いました。
意見まとめです
◆「映し」ではない気がします。
◆「即物的な雲」が句の面白いところであり、取り合わせの季語
が夏の「泉」ではなく冬の「寒泉」という選択も悪くないと思います。夏では「即物的」ではなさそうですよね~
◆上五の助詞は何が最適か?「や」がベストとは言えません。中七下五次第だと思います。
「即物的な雲」を生かす三音。
ここでは提案=公開になってしまうため、提案なしで失礼します~
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
某所ハシ坊。
・寒泉や即物的な雲浮かべ(原句)。
n先生コメント「書こうとしている内容には共感。下五一考の余地あり」。
他の推敲案(自句とはしません)。
・寒泉や即物的な雲映し(や切り、は、どうかと)
・寒泉の即物的な雲映し
注)即物的=実際の物に即して考える。
ご意見宜しくお願いします。