俳句添削道場(投句と批評)

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青丹によし奈良見行はす佐保姫よ

作者 みつかづ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

季語は「佐保姫」。三春・天文。でも、どうして天文なんですかね。
奈良の平城京の東に在る佐保山の女神で、春の天地自然を司る象徴なんですけど。
「青丹に」は「あをに」。「青丹によし」は奈良に係る枕詞。
「見行はす」は「みそなはす」。ご覧になるという意味です。
俳句で枕詞なんて滅多に使わないでしょうが(和歌には頻出)、
やってみたくなりました。

句意:奈良(全て)をご覧でいらっしゃる佐保姫様。
(どうか春の芽吹きの平安無事をお祈り申し上げます)
「あをによし」の部分は、現代語訳がありません。

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「青丹によし奈良見行はす佐保姫よ」の批評

回答者 晩乃

みつかづ様

こたつの拙句にアドバイスとご提案句をくださり、ありがとうございます。

「ウソがつけない正直さ」、まさに私のことでございます。頭で真っ白になったら、ほんとにこたつと言ってしまいそうです。みつかづ様も経験がおありなのですね😅親近感が湧きます。

今ですかこたつに居ますえっシフト
今ですか?こたつに居ます。えっ?シフト!?

やはりこの語順の方が相手方の「今どこに居ます?」「今日シフトなんだけど」という言葉が鮮明になるんですよね。「居ます?」に対して「居ます」で返す作中主人公の健気さも好感度高いです。ありがとうございます♪

さてお句、知らない言葉だらけで調べましたよ〜。「青丹によし」が「奈良」を導く枕詞とは存じ上げませんでした。勉強になります。季語「佐保姫」、私の歳時記を引きますと時候に分類されておりました。謎が深まります🤔話は逸れますが、逆に「狐火」なんかなんで地理の季語なんだ!?って思ったりいたします。

話を戻して、上記の2つを取り合わせただけで残りたった6音、俳句の厳しさですね💦。ただ、読者はこの残り少ない自由枠にどんな措辞を持ってくるかに注目すると思います。「身行はす」、悪くはないですがもう少しオリジナリティがほしいところです。意外性があったりなど。

ただ上記の方向で添削案を出すと句意が原型を留めなくなるので、感想のみにて失礼します。

まだまだ「流石」なんて言われるほどの力ではないですよ🙇‍♀️またご指導頂けたら幸いです。宜しくお願いいたします。

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「青丹によし奈良見行はす佐保姫よ」の批評

回答者 気まぐれ亭いるか

句の評価:
★★★★★

みつかづさん、こんにちは

コメント拝読しました
確かに「佐保姫」「龍田姫」は山や川の象徴、私もどちらかといえば地理の方があっているかなぁ、との感触ですね
そこはやはり神様ということで天文なのでしょうか、、

さて本句、流石和歌出身のみつかづさん、とてもゆったりと優美に詠いこまれていますね
「よ」の呼びかけ、枕詞により和歌調になっていることにより、その余白が下の句を彷彿とさせる広がりを持たせていると思います
十七音と俳句ではより短い詩となっているのを、あえて五文字の枕詞で捨て石にして、十四(七+七)音を稼ぐといったテクニカルな構成になっていると思います
あえて和歌にするのであれば以下でしょうか
 青丹によし奈良見行はす佐保姫よ春の萌むの安からんこと

十七音に全てを込める俳句としては以下の様に全てを言い切ってもよいかとも思いました
 佐保姫よ奈良の萌むをまもらへよ

以上、今後ともよろしくお願いします

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「青丹によし奈良見行はす佐保姫よ」の批評

回答者 c_river

句の評価:
★★★★★

みつかづ さま

こんばんは。
拙句「雨後の」をご鑑賞いただき、丁寧なコメントと添削句をありがとうございます。
深い洞察に満ちたご講評、痛み入ります。
語順の入れ換えによる映像の着地、実に見事です。
破調であっても、その後の勿忘草という名詞が持つ引力が強まり、
調べが鮮やかに安定するのを感じます。
雫の勿忘草とすることで、単なる写生を超えて、花の命そのものが光を纏っているような瑞々しさが伝わってきました。
言葉を大きく変えずとも、配置一つで魂を吹き込むことができる
添削の真髄を教えていただいた思いです。

花言葉に添えた想いも大切に、これからも詠み続けていきたいと思います。
ありがとうございました。

点数: 1

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