「大寒がトタンの波を這ってゐる」の批評
回答者 慈雨
晩乃さま、こんにちは。
いやーこれは佳い句ですね!
大寒という時候の季語を擬人化するのはなかなかのチャレンジだと思いますが、とても上手いです。
俳句で擬人化(比喩)はけっこう難しくて、平凡な発想だと「ありきたり、音数消費してまで比喩にする意味がない」ってなる(独創性が必要)し、発想が突飛すぎると「何言ってるかわからない」ってなる(共感性が必要)感じがします。
その点、御句はうまく両立されていますね。独特の擬人化によって詩が生まれていると思います。
先に出ていますが「ん」の韻や、思わず口に出たような口語調も効いていると思いました。
大寒+トタンで、何かモノクロームのような雰囲気も出ており、旧かながその雰囲気とマッチしている感じもしました。
俳句では旧かなで促音を大文字にすることも多いですが、必ずと言うわけではないようなので、ケースバイケースですね。見た時の印象で。
・大寒がトタンの波を這ってゐる(原句)
・大寒がトタンの波を這つてゐる
迷いますが、私なら後者にするかな?何となく重い感じ、じわじわ迫ってくる不穏な感じが強調されそうで。
素敵な句をありがとうございました☆
点数: 1
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>


トタン→家屋の屋根や壁面に使われる金属性の建築資材
随分と直感に頼った句ですが、感覚伝わりますかね?