「光芒の中や山茶花紅ひとつ」の批評
回答者 みつかづ
こんばんは。貴句、拝読いたしました。
こちらは、中句切れが上手く機能していますね。
光芒は「尾を引いている光の筋」以外に「他よりも優れている部分」の意味も
持っておりますので、「ひときわ輝いている事よ」との中句切れでの提示が
後半の「山茶花紅ひとつ」で、季語「山茶花」が句の主役として
キラキラと輝いている作りになっていると、私めは判断いたしました。
由りまして、このまま味わいたいと、私めは思います。
追記:中句切れについて
・他の名詞の後でも可(名詞「中」以外でもできる)
例)朝練の姫や遅刻の入学日(みつかづ作)
・助詞「か」でも中句切れでの表現ができる
例)夢のまた夢か遥かな芋煮会(みつかづ作)
・助詞が無くても中句切れが可能
例)夢のまた夢はるかなる芋煮会(上記を比良山さんが添削)
中句切れを志す際の学習の到達点としてさらに学ぶと、もっと良くなる点(要約)
1.中句切れは間投助詞「や」を置く技ではない
2.名詞「中」(+間投助詞「や」での詠嘆)は意味を生む場合にだけ使う
3.助詞無し中句切れこそが高難度の完成形
4.季語は、切れの後に唐突に出すものではない
上記4点をご理解から体得に至りますと、草田男への憧れから抜け出し、
中句切れの模倣から「中句切れの使いこなし」へとステップアップできるのでは
ないでしょうか。
(=形式上の句跨りだけでなく、意味上の句跨りも自在に使いこなせる。
→憧憬から模倣、模倣から運用への段階的ステップアップ)
今回は中句切れの扱いに以前より自在さを感じ、実にお見事でございました。
今後も楽しみにしております。
以上でございます。お目通しいただき、感謝を申し上げます。
点数: 1
添削のお礼として、みつかづさんの俳句の感想を書いてください >>


私も山茶花で詠んでみました。
宜しくお願いします。