「子守唄しづかに終へていぬふぐり」の批評
回答者 辻 基倫子
慈雨様
御句、「しづかに終へて」が、子どもが寝るまでゆったり口遊んでいた唄を、子どもをの眠りを覚まさないように、そっと終える繊細な心遣いを感じる、とても素敵な措辞だと思いました。季語の「いぬふぐり」で柔らかな春の日差しと、草もえる野辺の様が浮かび、読者までゆったり寝かしつけられてしまいそうです(⌒∇⌒)。
本当に素敵!
また、私の句に、なるほど!!のコメントをありがとうございました。おっしゃるとおり、コメント無しですと、青年自身が雛人形の頬のようだ、という風に鑑賞できますね。自分としては意図から外れましたが、そういう句をさらに工夫して詠んでみたくなりました。
ありがとうございました。
点数: 1
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子どもが赤ん坊だった頃を思い出して詠みました。
私は歌は得意じゃないのですが、それでも毎日歌っている子守唄は少しずつ上達して成功率も上がってくるもので(笑)。
「眠ったかな?」と、少しずつ声を小さくして歌い終える瞬間が好きで句にしてみました。
季語は動くかもしれませんが、小さいけど踏まれてもたくましく育つ初春の花・いぬふぐりと取り合わせてみました。語感の柔らかさも好きです。
諸々、ご指摘くださいm(__)m