「年賀状バイク再開古希の友」の批評
回答者 慈雨
東野宗孝さま、こんにちは。
詠み直しの一句、コメントしようと思いつつちょっと体調崩してしまい、遅くなりました。申し訳ありません。
前の句と比べて句意も明確になり、良い句になっていると感じました!
これでしたらバイクを再開したのはご友人だとわかります。「古希の友」とあるので作者もおそらく同年代なんだろうと推測もできますね。
「この年賀状を見て作者はどう思ったんだろう。羨ましいと思ったのかな、自分も負けてられないなと思ったのかな」という読み手の想像の楽しさもあります。
あとは、少し三段切れっぽいところを直せるといいかも、と思いました。
三段切れは、一句の中に切れが二つ入っている(上五・中七・下五がそれぞれプツプツと切れている)句で、視点が三つに分散されるため感動の中心がわかりにくくなりがちです。もちろん敢えて三段切れにした名句もありますが。
御句の場合は「バイク(を)再開(した)古希の友」と中七下五は切れずにつながっているとも言えるので、「少し三段切れっぽい」という印象です。
この修正はそれほど難しくはなく、上五と中七、または中七と下五をはっきりとつなげて一つのかたまりにすれば解消できそうです。
少し表現を変えてしまいますが、
上五と中七をつなげるなら
・賀状にはバイクの写真古希の友
中七と下五をつなげるなら
・年賀状バイクに乗りし古希の友
みたいな感じです。
何だかいろいろ小うるさくてすみません。。
東野さまの熱心な作句姿勢には頭が下がります。またよろしくお願いいたします。
点数: 2
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沢山のアドバイスを頂きありがとうございます。
色々考えてみましたが、これぐらいしか浮かびません。
改めて難しいと思いました。