俳句添削道場(投句と批評)

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湯の沸いたやかんの音や虎落笛

作者 水召信甫  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

虎落笛の鳴る冬の夜、笛吹きケトルの湯も沸いて、合奏している様でした。
「虎落笛やかんも沸いて揃い鳴り」としていましたが、下五が納得できず今の形に。

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「湯の沸いたやかんの音や虎落笛」の批評

回答者 なお

:水召信甫さん、こんにちは。
御句拝読しました。初読では、やかんのお湯が沸いたことを知らせるピーという音が虎落笛みたいだ、という句かと思いました。
確かに、ピーピーケトル(古い?)の音は、虎落笛に似ていると思いましたから。
そうしたら、本当の虎落笛も鳴っているのですね!?

それであればデュエットでしょう(笑)!

・やかん沸き二重奏なる虎落笛

よろしくお願いします。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「湯の沸いたやかんの音や虎落笛」の批評

回答者 いるか

句の評価:
★★★★★

水召信甫さん、こんにちは

御句拝読しました
原句と比べて句の型的にグッと締まりましたね
良いと思いました

後は重複部分の省略でしょうか
「湯」と「沸いた」
「音」と「虎落笛」 #これは意味の重複ではなく、景の重複と言えばよいでしょうか
ここら辺は省略できそうです 
 かんかんに沸きたる薬缶や虎落笛 #韻
 午前二時沸きたる薬缶や虎落笛 #景をプラス
今後ともよろしくお願いします

点数: 1

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「湯の沸いたやかんの音や虎落笛」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。はじめまして。

この句は、「虎落笛の音が、湯の沸いたやかんの音のようだ」というような比喩に感じて、誤読をする形だと思います。
コメントにある「合奏している様でした」と受け取るのはやや難しいと思います。

原因として考えられるのは
◆「音」の情報だけの上五中七に「音」の季語をぶつける、という要素の近さ
◆「虎落笛」は取り合わせではなく、「やかんの音」と同時に聞こえている一物半のような形を「や」で取り合わせっぽくしている
という2点。

助詞【や】は「前後を全く別物とみなす」ということでもなければ、「前後2要素の足し算」でもないので、少し情報を補足してあげる必要がありそうです。
「虎落笛」は「音」の要素が強いですが天文の季語で、音以外にも「風の強さ」などの風景を持ちますので、この内容で下五に置くのは難しいかもしれません。

推敲前の句「虎落笛やかんも沸いて揃い鳴り」の方が意味はわかると思いますが、こちらはこちらでいわゆる「散文的(普通の文章っぽい)」ですね。
推敲前の「鳴く」は省略できそうです。空いた音数で、たとえば、別の切れ字「けり」を入れてみましょうか。

・虎落笛薬缶も沸いて揃いけり

点数: 1

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「湯の沸いたやかんの音や虎落笛」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

水召進甫様。
楽しそうな句ですね。
重複を省いてスッキリとさせてみました。

●沸騰の薬缶とセッション虎落笛
🙇‍♀️🙏よろしくお願いします。

点数: 1

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