「潔し突風に舞う枯れ葉かな」の批評
回答者 なお
春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。いい感じですね。
「潔し」のように、作者の感情をまず表すのは、情景を描写する中で作者の心情を伝えることを基本とする俳句にはあまり馴染まないと言われています。皆さんのご意見はそこを踏まえていらっしゃいます。
ただ、御句の「潔し」は、作者の感情であって、枯れ葉の心境を推測したものではないですね。これを例えば「潔く」などとすると、枯れ葉の心境がわかるのか?となってしまいます。その意味で、「潔し」は正解です。ただ、ヒッチさんのおっしゃるように、感情ぶつけ感は和らげたいと思います。私も下五に持ってくるのは賛成ですね。
何をもって、「潔し」と思ったのか。おそらくは、枝からスカッと離れて飛んでいったさま、あるいは、路上の枯れ葉が一斉に吹き飛んださまをお詠みではと思いました。
なお、「舞う」は枯れ葉や桜の花びらにはピッタリの表現なのですが、それだけにあるある感が出てしまいがちです。ここは飛ばされた感を出して、
・突風に吹き飛ばされし枯れ葉かな
・突風に枯れ葉ちりぢり潔し
などもありかと思いました。よろしくお願いします。
点数: 1
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中七の表現、もっとピッタリの言葉があると思いますが浮かびませんでした。
よろしくお願いいたします。