「あの坂下れば冬の大三角」の批評
回答者 ハオニー
はじめましてハオニーです
起伏の多いところにお住まいなのですね
そして、星座が見えるのは羨ましいです
「下れば」という表現に「いつも」とご説明ありましたが、私の考察では「いつも」かなと俳句だけ見たときはそう思っていました
解釈が複数考えられます
条件「坂を下るときはいつも」
条件「坂を下るとたまに」
仮定「もし坂を下ったとしたら」
解釈はいくつかありますが、その3つを考えたときにきっと「いつも」なのだろうと想像してもらえる可能性は高いはずです
安心していいと思います
破調の是非なのですが、私は少し「?」となりました
字余りでも自分のやりたいことをやりたいと思うような人からすると、「無理に17音に収めなくても...」と感じるものです
全部合わせて17音にするより、字余りを受け入れて
あの坂を下れば冬の大三角
とした方が、「冬の大三角」の字余りの印象が強く残ります
それが存在感に繋がります
しかし破調にこだわるのであれば、五七五の型をある程度守れる「句またがり」の方が、内容に合っていると思います
「あの」坂という表現は素敵なのですが、坂の方ではなく冬の大三角の方を描写すると、どのような迫力なのか伝えられます
坂下れば冬の大三角しづか
坂下れば冬の大三角吼える
余談ですが、上五字余りよりも下五字余りの方が余韻が強いようです
だから字余りは上五で、とよく言われるのです
私の添削は添削ではなく、違う可能性を見せているに過ぎませんので、「これは私のやり方じゃない」と思うかもしれません
探り探りやっていますので...
点数: 3
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破調です。
いつもバイト終わりに坂を下ると綺麗な冬の大三角が見えるのでそれを詠みました。
この「下れば」のばは、下るときはいつも、という意味です。冬の大三角のダイナミックさが伝わればいいのですが。
添削よろしくお願いします。