俳句添削道場(投句と批評)

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秋時雨龍の鱗のような石

作者 素因数分解  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

 秋時雨が足元の土を洗い流し、そこに転がっている石が、まるで龍の鱗のような形をしていると気付かせてくれたイメージで詠みました。

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「秋時雨龍の鱗のような石」の批評

回答者 なお

素因数分解さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。トップページの添削依頼一覧にあるのは認識していたのですが、コメント遅くなりました。
先ほどあらためて、御句と、ご自身のコメント、そして慈雨さんのコメントを拝読しました。
私の初読の印象は、慈雨さんと全く同じで、どこかの石畳が龍の鱗のように見えた、ということかと思いました。これなら、光景が思い浮かびますし、降ってはすぐやみ、晴れてはまた降るような秋時雨と風情が合うなぁと思いました。おそらく、濡れた石畳が銀鱗のように、雨上がりの日の光に輝いたのでしょう。

しかしご自身のコメントを拝読しましたら、土にもぐっていた一個の石が、雨でその土が洗い流されて、龍の鱗のような石だとわかった、という句意なのですね?
そうなると、慈雨さんの後追いのようで恐縮ですが、秋時雨よりも、もう少し長く降る雨のほうがいいですね。秋出水まで言わなくても、秋の雨は長雨ということになっていますから、そのほうがいいのではと思いました。

提案句としては、もしもそこまで龍にこだわらなくてもいいのであれば、ということで、

・秋雨や鱗のごとき石畳

石畳が鱗のようだ、と言えば巨大な生き物ですから、想像力のある人ならば、鯉や鯛ではなく、龍を想起してくださいますよ。

先の方と同じようなコメントで申し訳ないですが、よろしくお願いします。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「秋時雨龍の鱗のような石」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

素因数分解さま、はじめまして。
投句された2句拝見させていただきました。完成度が高く、私などよりずっと上の実力をお持ちの方ですね。勉強させていただきます。

御句、石が龍の鱗とは面白い発見ですね!
龍自体が空想上の存在なのでその鱗も当然見たことはないのですが、気高く力強いイメージが伝わってきます。空想上の物を比喩に使うのは難しいテクニックかと思いますが、上手く取り入れられているなぁと思いました。

ちょっとだけ気になったところをコメントさせてください。
初読で、お寺のような場所を想像し、石畳が雨に濡れて艶めいている、それを見つめていたら龍の鱗のように感じたーーと鑑賞しました。
コメントを拝見すると、ちょっと違っていましたかね。雨で土が流されて、その下の石が見えてきたということでしょうか?
土が流れるとなるとかなり強い雨なのかなと思い、すぐ止んでしまう「秋時雨」とはややギャップを感じました。
(と言っても句の中には土のことは書かれていないので、あくまでコメントに対して感じたことなのですが)

あとは細かいですが、「龍の鱗」は「龍鱗(りょうりん)」とすれば音数節約になるかなというのと、格調高い雰囲気の句なので古語が合うかなと(「ような」→「やうな」)思いました。

添削ではないですが、季語を下五に置く形を考えてみました。
・この石は龍鱗だらう秋時雨
長文失礼しました。的外れな部分も多いかと思いますが、ご容赦くださいm(__)m
またよろしくお願いいたします。

点数: 2

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「秋時雨龍の鱗のような石」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

早おはようございます。

早速ですが、慈雨さんも提案されているように龍鱗とすれば字数を節約でき、新たな情景を加えることができます。

*龍鱗の砂利の参道秋時雨

龍鱗は数の多いことにたとえていいます。

点数: 1

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