俳句添削道場(投句と批評)

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初日の出上下揃い光満つ

作者 歳納  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

正月の俳句を出したいなと思って初めて俳句を考えました。
上に太陽があって下は日光が反射した雪で、正月に光が満ちている様子を表現しました。

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「初日の出上下揃い光満つ」の批評

回答者 イサク

おはようございます。はじめまして。
俳句の世界へようこそ。

慈雨様という方がコメントで①②③と基本を語ってくれています。そちらは省略します。
②五七五のリズムは、もしかして「上下」を「うえした」「かみしも」など四音で読ませようとした可能性はありますか?

コメントを拝見して、荘厳な風景を出したいという意図はわかりました。
よいですね!

「初日の出」
元旦の朝、地平線や水平線・山の稜線などから太陽が顔を出す直前ぐらいから、太陽が地上に姿を出し切った頃、という間の風景と認識しています
なので太陽は低い位置にあり、「上下」という単語で「上=太陽」という想像はしにくいのではないかと思います。

「雪」は言われないとわからない、「光満つ」は言わなくてもいいのでは?というのは他の方からも出ていますので割愛します。

俳句は一般的な文章と同じで「言われないとわからない」というのは受け手に伝わらず、意味がありません(御句では「雪」)
一方、五+七+五の十七音という短い文章ですので「言われなくてもわかることを言う」「同じ意味を何度も説明する」というのは音数(字数)がもったいないですし、しつこさが強く出ます。

季語の使い方を含めて、この塩梅が難しく面白いところなので、いろいろ試してみて、必要なら意見を聞いてみてくださいね。

初日の出+雪の提案句は慈雨様のコメントを参照ください。
もし「正月という世界に光が満ちた」と言いたいのが主題で「初日の出」にこだわらないならば、正月の風景を祝う「初空」「初景色」などなどの季語を使う方法もありますよ、という提案句を置いていきます。

・初空や大地に光満ち満ちて
・天と地に光満つるや初景色

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「初日の出上下揃い光満つ」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

歳納さん、こんにちは。初めまして。もう歳納めですか?一年は早いですね(笑)!

御句拝読しました。お日様が出て、うえした揃って明るさが増すということですね。
私は初読では、お日様の上端が見えただけでなく、全部上りきって、下の端まで見えた(要するにまん丸になった)ので、光が満ちた、という句意かと思いました。
コメントを拝読しましたら、そうではなくて、空と地上に、ということですね。なるほど、光景が広がりました!

ちょっと気になりましたのは、御句、初日の出でなくても普通の日の出でも光景は同じかなと。
ご存知のように初日の出は、冬の季語というより新年の季語と分類されています。お正月の句を出すということですから、今は秋でも新年の季語で詠むのは適切ですが、新年の季語は、それに相応しい内容が評価されるようです。
「初日出づ一人一人に真直ぐに/中戸川朝人」これは私の手元の歳時記に載っている例句です。

また、初に関わらず日の出は、その後に光が満つるものですので、「光満つ」は言わなくてもわかる、ということもあります。

そうなりますと、御句は、初日の出という季語の説明のようなことになります。
それを防ぐには、雪の大地を強調するのも一つの方法です。季語が重ならないようにしながら。

・初日の出白き大地を銀色に

なんだか提案句が今一つ、即吟で申し訳ないです。お正月の句の締め切りまでまだ日があるようでしたら、他の方々のコメントをご参考に、色々と詠んでみてください。
よろしくお願いします。

初日の出

点数: 2

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「初日の出上下揃い光満つ」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

歳納さん、お早うございます。初めまして、不尽と申します。宜しくお願い致します。私目、只今、日の出を待っているところです。
さて、御句、初めての俳句ですか?私は、毎朝日の出に感謝して、手を合わせることを日課にしておりますが、日の出に、「上下揃い光満つ」とうような光景には、未だ出会っておりません。かなり違和感を感じてしまいます。日の出は、ようやく東の空が白んで来て、それが紅となり、そして徐々に青空(勿論、晴天ならば)となって行く、その様に思っております。というか、それが実景です。雪のある地域のようなので、また違った光景になるんでしょうかなぁ…。
一点のみ、「上下揃いて」は、責めて「天地揃ひて」と表現されては如何でしょうか?
  初日の出天地揃ひて光満つ」
お粗末な句ですが、今後、益々のご健闘とご健作を期待しております。偉そうなことを申し上げましたが、実は、私目も未だ未だ初学の身の上なのです。今後とも宜しくお願い致します。

点数: 1

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「初日の出上下揃い光満つ」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

歳納さま、はじめまして。俳句を始められたのですね☆
どうぞよろしくお願いいたします。

美しく壮大な光景を詠まれましたね!雪国にお住まいでしょうか?
私も出会ったことのない光景ですが…いい感じだと思います。
句の意味をコメントに詳しく書いてくださって助かります。

初めての俳句ということで、基本の3点を確認したいです。
①五七五の定型
季語を一つ入れる
③意味が通じる

①ですが、御句は「はつひので/じょうげそろい/ひかりみつ」という読み方で合っていますか?
これですと中七が六音しかなく、字足らずになっています(「じょ」は一音のカウントとなります)。
特に最初のうちは五七五の定型を意識したいところです。

②は「初日の出」が季語ですのでOKですね!

③は若干悩みます。
概ねわかるのですが、コメントがないと「雪」は思い浮かばないような気がします。初日の出と言えば海の水平線から上がってくるイメージがあるので、私は初日の出が海に反射している様子を思い浮かべました。
ただ「雪」も季語なので、これを入れると季語が二つ(季重なり)になってしまうため、悩ましいところです。

たとえばですが、
・雪原の朱く光りて初日の出
などとすれば、初日の出が雪に反射していることは伝わるかと思います。
ただやはり季重なりはできれば避けたいので、「雪」と「初日の出」でそれぞれ一句ずつに分けたいのが正直なところです。
またよろしくお願いします!

点数: 1

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「初日の出上下揃い光満つ」の批評

回答者 独楽爺

句の評価:
★★★★★

はじめまして。

推敲のポイントは二点あります。先ずは一番言いたいことは何か、つまり主題の問題です。おそらく光りですかね。

ただ光の描き方についてですが、「光り満つ」の満つが冗長ではないかという疑問です。①部屋の中に光り満つと②部屋の中に光りを比べると、読者の視線はどちらも部屋の中を出ず、しかもその部屋の中には目新しい物もみあたらないですね。理由は光りの中に満つの印象がすでに含まれているからで、「満つ」は言わなくてもいいわけです。

形式はテーマの光りを句末な置いてか「かな」で詠嘆する形にします。
"新年の上下揃いの光かな

ここで、やはり今は秋を季語にする時期なの
"秋光り上下揃いに落ちにけり

頑張って下さい。

点数: 0

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「初日の出上下揃い光満つ」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

歳納さん、不尽、再訪です。只今、日の出に拝をさせて頂き、帰宅致しました。
こま爺様がご指摘されていますが、初日の出は未だ少し早いかと…秋の季語を検討なされては如何でしょうか?更に、ここは、折角「雪」があるのですから、日の出の光が雪にどのように輝く?のか、焦点を絞って観ては如何でしょうか?ご参考まで!

点数: 0

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