俳句添削道場(投句と批評)

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濁流のはや眼前にゑのこ草

作者 鈴蘭  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

実景を詠むに如かずと実感する日々ですが、これはテレビ中継で見た光景です。句になるかと思いきや大迷走したので、どなたかご意見あればお願い申し上げます。お返事や反応は、数日ほど遅れるかもしれません。

能登豪雨にて、小川くらいの水路がとんでもなく増水して濁流に。橋には枝やらなんやらが引っかかってまるで壁、土手を超えるまであと6センチ。そんな土手の上に、ちんまりと一叢のネコジャラシが生えているのです。おやおやと思ううちにカメラは切り替わりましたので、それ以上のことは残念ながら不明です。

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「濁流のはや眼前にゑのこ草」の批評

回答者 もんこ

鈴蘭さま
初めまして、もんこと申します。
拙句への添削ありがとうございます。
いろいろなパターンの添削句に勉強させていただきます。

御句
テレビを通じての鑑賞であるから、この小さなゑのこ草の生命を詠むことができると感じました。
テレビ画面の向こう側の人々の現実の苦しみや悲しみを思うと胸が痛みます。

被災地の現実を共有することは大切です。
感想のみになりますがまたよろしくお願いいたします。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「濁流のはや眼前にゑのこ草」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

鈴蘭さんこんにちは。
勉強させて頂きます。
御句読ませて頂きました。
テレビ画面を通して、お詠みとありますが「眼前に」と言う言葉から、作者の目と鼻の先の出来事とも感じられます。
勿論、猫じゃらしにとっての「眼前」でもあるのですが。
緊張感が伝わり、また自然(猫じゃらし)を慈しむ作者の気持ちも伝わるいい句と思いました。
私も考えましたが、「濁流」は外せないので中7に何を持って来るかなのですが「眼前」以外に、今起こっている状況を端的に現す言葉がうまく見つかりませんでした。

濁流にいのち預くるゑのこ草

としてみましたが原句に比べ一瞬の緊張感が無くなりますね。
ここからは余談になるかもですが、
作者はテレビの画面が切り替わった後何を思ったのでしょう?

私は思うのですが、、、
自然(草花や動物etc)は、自然のままに、自然に抗うことなく、自然を甘受しながら生きている(存在している)。
唯一「人間」だけは「自然」に抗い「自然」を壊し、、、
そんなことを思うんです。
その猫じゃらしが無情にも流されたとして、

流さるも流るるままにゑのこ草

流さるもなみだ流さぬゑのこ草

猫じゃらしにとっては、こんな感じではないかと勝手な想像をした私です。
猫じゃらしではなく、
目の前で我が家が無残にも濁流に流されていった人のお気持ちを思うと私も甘いなあと思う次第であります。
だらだらと失礼しました。
よろしくお願いいたします。

点数: 1

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「濁流のはや眼前にゑのこ草」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

鈴蘭様、こんにちは。
拙句「花野に~」へのコメントをありがとうございます。
深く、また多彩に鑑賞してくださって感謝しております。
実か虚かのラインを表現したい思いがあったので、そのように読み取っていただけたことは嬉しいです☆

さて御句拝読しました。
本当にテレビでも辛い映像が続いていますね…。

映像がよく見え、鬼気迫る様子が伝わってきます。
また、激しい濁流と、おそらく大騒ぎであろう現地の人々に対し、何があってもそこに居続けるしかない猫じゃらしとの対比も響いている、とても佳い句だと感じました。

一方、何かが引っかかる…なんだろう…としばらく考えていたのですが、一つだけ。
作句のきっかけはテレビだったかもしれませんが、句としては「眼前に」ですから、現地の被災者の視点に立った一句かと思います。
そうすると、目の前に濁流が迫っているときに猫じゃらしを気にしている余裕があるのかな…と。
もしかしたらその人にとって大切な猫じゃらしで(たとえば子どもがいつも遊んでいたとか)、それが流されそうになっている驚きや悲痛な想いを詠まれたのかもしれませんが…。
的外れな感想でしたらごめんなさい。

印象は変わってしまいますが、映像を淡々と詠んでもいいのかなと思いました。
・濁流の五センチ上のゑのこ草
6cmを5cmにしてしまってすみません。
長文失礼しました。またよろしくお願いいたします。

点数: 1

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