「牙の残る骨小さきや花野原」の批評
回答者 イサク
おはようございます。
◆「残る」という説明の三音が気になっていました
◆「小さき」の強調も、あまりプラスに働いていない気がしていました
ですが、うまく指摘する方法がその時はみつからず、そのままにしていました。
後出しになりますが、めい様の提案句と、そこからのご自身の推敲句
花野原ちひさき骨を見つけたり
ここまでこれば、本来の感慨である「牙」を復活させることができるように思いました。
・花野原ちひさき骨に牙のあり
・花野原ちひさき骨にちひさき牙
点数: 1
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お題を受けて。去年ごろ某高原に行ったのを思い出しての句です。お花畑というよりはススキ野原でしたが…。猫だか狐だかの顎骨があり、白骨化して抜けるような白でした、が、骨と白は重複すると思い省きました。「牙の残る骨まつ白や花野原」、悪くない気もしつつ類想感に苦しむ。
上五の字余り、「牙残る」等試したものの、何かが抜けてしまうような気がして「の」を入れています。骨のサイズに焦点を当てて類想感を解決しようと試みてみましたが、はたして…。
自解はさておき、読まれた方のご意見あればお願いいたします。「そうは見えなかった」「まだ類想」等、ぜひ。