俳句添削道場(投句と批評)

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愛犬や四肢を投げ出す夜の秋

作者 ロミ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

我が家の愛犬(柴犬)は今年16歳になりました。
立ち座りにも時間がかかり、目も見えづらくなっています。

暑い夏、あの手この手で涼を取らせるのですがなかなか大変でした。

最近夜になると少しだけ涼しい風が吹くようになり、そんな時は外で手足を伸ばしてぐっすり寝ています。近くに行っても気付かないことも(笑)

手足を投げ出すという表現が良いのか、手足を伸ばすという表現が良いのか迷いましたが、投げ出すにしてみました。

よろしくお願いいたします。

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「愛犬や四肢を投げ出す夜の秋」の批評

回答者 慈雨

ロミ様、こんにちは。
遅ればせながら、御句、愛犬への深い愛情が伝わってくる佳い句ですね。いつも温かい句をありがとうございます。
16歳ですか!うちの犬は8歳です。いつまでも元気でいてほしいですねー。

季語について、ちょっと横からになりますがコメントさせてください。
【①夜の秋(夏の季語)】
・コメントを拝見しますと、昼間は暑いけど夜は涼しいという様子を詠まれていますので、やはり作者の思いとマッチする季語は原句の「夜の秋」のように思いました。
・同時に、なおじいさんの言われているように「夜の秋」は晩夏(7月上旬~8月上旬)の季語で、すでに立秋を過ぎた今の時期とはズレがあります。
ただ個人的には、その辺の区切りはある程度柔軟に考えていい(8月後半などに夏の季語を使っても良いのではないか)と思ってます。怒られるかな…汗。

【②秋の夜(秋の季語)】
・なおじいさんが「秋の夜=あきのよ」という読み方の説明をされていますが、私の手元の歳時記では「秋の夜=あきのよる」と記載されていました。
調べた限りでは、「あきのよ」「あきのよる」両方の読み方で多くの俳句に使われているようでした。もし使う場合は「あきのよる」として下五に置いても構わないと思います…たぶん。

【③夜半の秋(秋の季語)】
・竜子さんの提案句にある「夜半の秋」は「秋の夜」の子季語で、かなり夜更けを指すイメージです(夜半は、午前0時頃を意味する言葉です)。

細かい話を長々と失礼しました。私の認識なので、間違っていたらごめんなさい。。
皆様から良い提案句が沢山出ているので、このコメントだけですみません。
またよろしくお願いします!

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「愛犬や四肢を投げ出す夜の秋」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

ロミさん、こんにちは。御句拝読しました。可愛い句ですね。ワンちゃんへの愛情を感じますよ!

技術的なことを二つお伝えしますね。
一つ目は、「愛犬や」です。ワンちゃんの可愛さから詠嘆したのかと思いますが、すぐにそのワンちゃんの様子に繋がりますので、ここでは切れを入れずにつなげた方がいいと思います。かぬまっこさんはそのようにご提案なさっていると思います。

二つ目、下五の季語「夜の秋」ですが、これは夏の季語で、立秋前に、昼は暑いのに夜になると秋を感じる、という意味です。秋の季語ではないです。
それでお使いであれば問題ないですが、本当の秋の夜の「秋の夜」とは違いますのでその点は大丈夫でしょうか。
さらに、もし「秋の夜」に替えるとしましたら、これは「あきのよ」と読みますので、下五ではなく上五に置いて、「秋の夜の」とか「秋の夜や」とするのがいいかと思われます。

したがって、私の提案句ですが、語順を変えて、

・秋の夜や四肢を投げ出す家(うち)の犬
・秋の夜や愛犬四肢を投げ出して

とさせていただきます。「四肢を」はそのままにしましたが、手足でもいいのではと思いました。

点数: 2

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「愛犬や四肢を投げ出す夜の秋」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

ロミ様。親戚の子が15歳でもう目がみえません。その子は、すももちゃんといいます。
他に空ちゃんとあんずちゃんもいます。
空ちゃんは、ふたりのお父さんです。
だから、おいたかワンチャンの様子は、よくわかります。
ロミ様の愛情が感じられます。
句だけ読ませていただきますと、ワンチャンの老いがわかりません。つかず離れず、ワンチャンの好きなようにさせてあげていることが、読み手に伝わりません。ワンチャンは、年をとり、ロミ様に命をあづけています。信頼しきっているのです。
●老犬の四肢投げ出して夜の秋

点数: 1

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「愛犬や四肢を投げ出す夜の秋」の批評

回答者 竜虎

句の評価:
★★★★★

ロミ様 こんにちは
お世話になります。
愛犬の老いていく様を詠まれたんですね。
家族同然のわんちゃんを慈しむ佳い句だと思います。
提案句です。
老犬の我にすり寄る夜半の秋
愛犬がすり寄ってくる様子を詠んでみました。
よろしくお願いいたします。

点数: 1

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