「秋の暮れ子捕り来るよと母の声」の批評
回答者 なお
めいさん、こんにちは。
拙句「西瓜切る」にご提案句有難うございました。黒い模様を避けて切る、面白いですね!
私は、丸ごとの西瓜を切るという、一般家庭ではそう頻繁にあることではない場面でのそれぞれの緊張の様子を描いたものでした。
めいさんの句も、緊張という意味では通じるものがありますね。
さて御句拝読しました。私は初読で、「子捕り」とは「小鳥」の変換ミスだと思ってしまいました!「子捕り」って、初めて聞く言葉でしたから。コメントを確認したら、人さらいのことだと。安心しました(笑)。私は小さい頃から「人さらい」と言われていましたから…。
このままいただいていいと思うのですが、一応、私みたいな誤読を避ける提案句を置かせていただきます。
・秋の暮さらわれるよと母の声
・秋の暮そろそろ帰れと母の声
・秋の暮そろそろ行くよと母の声
一句目は、人さらいをベースとしました。
二句目と三句目は、人さらいはいなくなり、母親の立ち位置を変えてみました。ただめいさんの句のポイントは子捕りですから、二句目三句目はその意味ではインパクトが小さくなります。特に三句目は、母がそこにいるのだからさらわれようがないですね(笑)。
点数: 1
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秋の夕暮れ人さらいがくるよと母の声がする