「ハンカチを咥え手水を使ひけり」の批評
竜子さま、こんにちは。
御句、まさに一瞬を切り取った佳い句ですね!手水でハンカチを咥えるというちょっと俗っぽい仕草も面白いと思いました。
「神社」と直接書くと説明的になりそうなところ、「手水」の措辞で動作と舞台の両方がわかる工夫も上手いなと。勉強になります。
すみません、以下余談です。
「ハンカチ」を夏の季語として適切に使うことについて、難しい面もあると思いました。
調べた限りで見つかったのは、
・櫂未知子さん「元々、季語としては『汗拭ひ』であった。俳句では、汗をぬぐうものとして詠まなければならない」(NHK俳句)
・夏井いつきさん「『ハンカチ』には様々な用途がありますが、夏の季語となっていることを考えると、汗を拭くことが印象として大きな部分を占めているためかと考えられます。が、そこのみを強く押し出すと『ハンカチ』ではなく『汗拭い』でもいいんじゃない?ということになりかねません。『汗拭い・汗ふき・ハンカチ・ハンケチ・ハンカチーフ』など傍題のニュアンスを意識しつつ句作することが肝要」(俳句ポスト)
夏の季節感を出しつつ、「汗拭い」とも違う使い方をしなければならないという感じでしょうかね。
む、む、難しい。。
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神社に行ってきた。