「闇深く追えぬ彼の背と散る白露」の批評
回答者 独楽爺
つむりんさんはじめまして。
他の人のコメントがあるので改めて申し上げる必要もありませんが、一応要点を整理させてもらいます。
先に添削句をお示しします。
"闇に居て彼の背白露散りにけり
暗闇の中、彼の後ろばかり見ている私に、彼の背から白露が散るのが見えた。
次は添削のベースになる考え方、要点です。
1、読者の想像力を喚起するべてを語らない。
「闇の中」「彼の背」たけ言ってで後は想像してもらう。
2、映像または情景を描写
抽象的表現、観念的な表現よりも物や事の有り様を表現
御句中七が抽象的なので、具体的に添削句のように「闇」と「彼の背」だけでお話を作ってしまう。
3、言わずもがなな言葉を削除する。
闇が深いので「追えぬ」は削除。
4、理由や原因を述べて結果こうなったという言い回しを避ける。
「闇が深いので追えぬ」は理由と結果を述べています。そのような表現は極力避けます。
ご参考いただければ幸いです。
点数: 1
添削のお礼として、独楽爺さんの俳句の感想を書いてください >>
お題とは異なり季節外れなことは承知の上なのですが、ふっとよめた為投稿させていただきました。
夜が更けた時間での失恋をイメージ致しました。音にせず含みを持たせた作品を目指しました。稚拙な作品でございますが、気に入っている句です。
投稿は初めてなので勝手が分かっておりませんが、添削のほどよろしくお願い致します。