俳句添削道場(投句と批評)

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闇深く追えぬ彼の背と散る白露

作者 つむりん  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

お題とは異なり季節外れなことは承知の上なのですが、ふっとよめた為投稿させていただきました。
夜が更けた時間での失恋をイメージ致しました。音にせず含みを持たせた作品を目指しました。稚拙な作品でございますが、気に入っている句です。
投稿は初めてなので勝手が分かっておりませんが、添削のほどよろしくお願い致します。

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「闇深く追えぬ彼の背と散る白露」の批評

回答者 独楽爺

つむりんさんはじめまして。

他の人のコメントがあるので改めて申し上げる必要もありませんが、一応要点を整理させてもらいます。

先に添削句をお示しします。
"闇に居て彼の背白露散りにけり
暗闇の中、彼の後ろばかり見ている私に、彼の背から白露が散るのが見えた。

次は添削のベースになる考え方、要点です。
1、読者の想像力を喚起するべてを語らない。
「闇の中」「彼の背」たけ言ってで後は想像してもらう。

2、映像または情景を描写
抽象的表現、観念的な表現よりも物や事の有り様を表現

御句中七が抽象的なので、具体的に添削句のように「闇」と「彼の背」だけでお話を作ってしまう。

3、言わずもがなな言葉を削除する。
闇が深いので「追えぬ」は削除。

4、理由や原因を述べて結果こうなったという言い回しを避ける。
「闇が深いので追えぬ」は理由と結果を述べています。そのような表現は極力避けます。

ご参考いただければ幸いです。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「闇深く追えぬ彼の背と散る白露」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

つむりん様、はじめまして。よろしくお願いします。
初心者で恐縮ですが、コメントさせてください。

御句、とても切ない雰囲気がよく伝わってきます。
失恋と明示されていないものの、恋愛的な別れも連想できますね。

「白露」は「はくろ」ではなく「しらつゆ」で合っているでしょうか?
「やみふかく/おえぬかのせと/ちるしらつゆ」ですかね?
下五の字余りに加え、ちょっと情報過多な印象を受けたので、引き算をしたい気がしました。

特に上五の「闇深く」は、彼の背中を追えない理由の説明なので、省略できないでしょうか(よく言われるように、わずか17音で描写する俳句は「説明」を嫌います。報告文のようになり詩情が出しづらいので)。

・白露の落ちて彼の背消えにけり
(しらつゆの/おちてかれのせ/きえにけり)
・白露や闇に消えゆく彼の背
(しらつゆや/やみにきえゆく/かれのせい)
とか…つむりん様の思いと合っていなかったらごめんなさい。
またよろしくお願いします!

点数: 2

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「闇深く追えぬ彼の背と散る白露」の批評

回答者 いるか

句の評価:
★★★★★

こんにちは

御句拝読しました
とても雰囲気のある句ですね
白露の季語の斡旋もそのものだけでなく儚さのイメージ的にも上手いと思いました

ただ、俳句とすると慈雨さんのコメント含めていくつか気になる点があるのでお伝えします
・「追えぬ」は実際には行動となっておらず景がなく状況の説明となっている
・中七の最後の「と」で並列にする効果の是非
 個人的には「や」で切って独立にした方がキレがあると思いました
・「散る」は「白露」自体が儚いものの象徴なので不要かと
・語数的に「白露」が「はくろ」と読めちゃいそうですが、そうすると二十四節気の方の時候の季語が頭に浮かんじゃいそう

提案句は慈雨さんのコメントが秀逸ですね
特に二つ目が良いと思いました

またのご投句お待ちしてます!

点数: 1

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「闇深く追えぬ彼の背と散る白露」の批評

回答者 竜虎

句の評価:
★★★★★

つむりん様 おはようございます。
初めましてよろしくお願いします。
コメントは他の方からでておりますので
提案句だけです。
影暗き君の背中や合歓の花
季語は夏にしました。
よろしくお願いいたします。

点数: 0

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「闇深く追えぬ彼の背と散る白露」の批評

回答者 あらちゃん

句の評価:
★★★★★

つむりん様おはようございます。
先の方々が色々とご指摘されておりますので、提案句だけ置かせていただきます。

彼の背な離れし真夜の白露かな

よろしくお願いいたします。

点数: 0

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「闇深く追えぬ彼の背と散る白露」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

つむりんさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。一読で、切ない気持ちが伝わってきますね。
ただそれは、詳しく書かれているということになりますが、俳句の場合には、あまり音数がないので、少しにしておいた方がいいということもあります。

すでに含蓄のあるコメントが複数出ておりますので、私も提案句のみ置かせていただきます。

・闇に消ゆる彼の背中や散る白露

点数: 0

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