「月いずこ遠き日想い桜人」の批評
回答者 イサク
こんにちは。はじめまして。俳句の世界へようこそ。
コメントで「花曇」と使っていらっしゃったり、ベースとなる日本語の下地は持っていらっしゃいそうですね。すばらしい。
句の方ですが、季語「桜人」
メジャーとは言えない季語を・・
季重なりっぽい「月」は見えていないですしあまり気にならないと思いますが、いちおう季語であることは他の方からも出ていますしお含みください。
句全体では
◆【初心者さんがそれっぽい単語を工夫してみようとした句】だと思いました。
コメントにとても素晴らしいことが書かれているのですが、そういうのを使わずに「月」を比喩で出してみたり「遠き日」と言ってみたり・・・
まず、
◆比喩はわからなければ意味がありませんので、難しいです
この句では「月いずこ」と言っているのであれば本当に月を探していることになるので、そこからどう意味を膨らませるか?となるのですが・・・
◆「想い」「思い」は要注意です。基本的に思っているから俳句にするのであって、わざわざ「想い」と説明されてしまうと・・ということがあります
◆目の前に桜があるのに「月」を探したり「遠き日」を思ったり・・・桜を無視しすぎていて、桜がかわいそうかもですね
◆「桜人」これはご自身のことですね。とするとちょっとナルシスト感が・・・
という、素人さんにありがちないろいろをやらかしています
今から上手くなれば大丈夫ですので落ち着いて聞いてください!
俳句は、それっぽい言葉を拾って来るよりも、「素直な詠み」の方が上手くいくことが多いです。ベテランでもそうです。
コメントに「花曇」というステキな季語が出てきました。「ひとりで花見」というのも出てきました。季語として使えそうです。
季語に合わせる主題は「彼を思い出している」ということ優先ですね。「月」を比喩で出すよりも、ストレートに詠んだ方がよいと思います。わかりにくい比喩は熟練の技で初心者さんには難しいです(ここは断定しておきます)
コメントから、素直に詠むならば、たとえば
・彼はいまどうしているか花曇
・ふたりとは違うひとりの花見かな
こんな感じでいかがでしょう?
言いたいことを全部詰め込むのは俳句十七音には入りきらないので、何を残して俳句にするか、ということだと思います。
俳句の世界楽しんでくださいね。
点数: 2
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人生初めての句です。
昨日(花曇り)、ひとりで花見をした時、前付き合っていた方との花見を思い出し「今、どこでどうしてるか」と「雲で隠れた月はどこか」を句にしてみました。
ドキドキで怖いですが、どうぞ宜しくお願いします。