「蜘蛛の囲のかかる深紅のロスフラワー」の批評
回答者 なおじい
海乃一夏さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。火曜日入選おめでとうございます。
私は俳句ポストは相性が悪いのか、火曜日に載れば御の字です。何回も全ボツしています。
しかしあの結果発表の仕組みのスリルとワクワク感はたまりませんね。水曜日まで出ないと、99.9%の全ボツの可能性と、0.1%の木曜入選の夢。一日中仕事が手に付きません(笑)。
さて御句、火曜日入選なさった句に対して何か申し上げるのは恐れ多いことですが、ご要望ですので感想をお伝えします。
まず、ロスフラワーの意味がわかりませんでしたので、全体に何をおっしゃっているのかわかりませんでした。
ただ、「ロス」という接頭語から、あまり良くない意味の花だろうとは思いました。
次に「深紅の」ですが、これがポジティブな意味なのか、ネガティブな意味なのか、つかめませんでした。私は個人的には、「深紅の大優勝旗」のイメージがあり、とてもいい印象なのですが、それと蜘蛛の囲、ロスという暗めのイメージと結びつきませんでした。
このミスマッチ感がいいのかもしれませんが、私の個人的な感想をお伝えしました。
点数: 1
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初投稿です。先日の俳句ポストで中級・並選だった拙句です。
「蜘蛛の囲」と「ロスフラワー」との取り合わせの句は私自身は見たことがなく、発想としても悪くないと考えていたのですが、中七の描写力が圧倒的に足りておらず、今回の結果になってしまったものと思っております。
皆様の添削をお聞きしたいです。
ちなみにロスフラワーとは、綺麗に咲いているのに色々な事情で廃棄されてしまう花のことで、特にコロナ禍で結婚式やイベントが中止になって廃棄される花が増え社会問題化しました。
本来ならたくさんの人を笑顔にしていたであろう綺麗な花々が、その役目すら果たせないまま暗い倉庫の端に置かれている。そこには蜘蛛の巣がかかっている。
そんな寂しい情景に詩があると感じ、この句を詠みました。
私自身の俳句歴としましては、プレバトを何年も前から観ていて、今年7月から自身でも俳句を詠み始めたばかりの二十代になります。
地元の小さな新聞ではありますが何度か入選もいただきまして、夏井先生に見ていただきたく今回俳句ポストに応募を決めた次第です。