「釣り人の弧となる竿や土筆摘む」の批評
回答者 イサク
おはようございます。
こっちにコメントしますね。
自分の作った俳句を客観的に見てもらえる場所と言うのは少なく、私が来る前から厳しめの意見を許容していたこのサイトは重宝しています。ネットの他のところは褒め合うばかりのところが多いので。
出来た句が良い句かどうかわからないからこちらで見てもらう、というのはありだと思います。最初から【誰が見ても良い句】を出されても褒めるしかないですし、もったいないから他の投句先へ出した方が・・と思ってしまいます。
ここのサイトのいいところは、一緒になって考えられるところだと思います。なので句のクオリティはあまり気にしなくて大丈夫だと思っています。むしろ、考えがいがあります(笑)
そして本人に了解を取らずにちょっと変えて投句(他のサイトでも)、というのは正直言ってネット的にマナー違反、荒れる原因になると思っています。ご本人はあまり気になさらないように・・
ヒントをもらったけれど完全に別の句、誰が見ても類句ではない、ならばまだしも。
で、御句、
◆「釣り人」「竿」で情報が重なっていると思いました。
でも「竿」だけだと意味がわからないかも?
◆上五中七「釣り人の弧となる竿」までで、実は十二音を使っているのに風景がはっきり出てきません。川か、岩礁、船の上か?それとも釣り堀か?
最後の「土筆摘む」でやっと「川」と推定できます。
ちょっと十二音がもったいないかな?
◆上五中七「釣り人の竿」に注目するので、川の上のかなり小さな風景を集中して見ています。その上で突然土手の「土筆を摘んでいる手(釣り人とは別人で、やや距離がある)」に視線が移動するので、視線移動が急すぎると感じています。
視線移動は「広い風景」⇒「その中にある狭い風景」あるいは「狭い風景」⇒「視野が広がって周りの広い風景」が基本的に作りやすいかと思います。
というか「釣り」「土筆」の取り合わせ、難しいです。
「摘む」は諦めます。釣り人と土筆摘みの人は別人でしょうから、上に書いた「視線移動」がうまくまとまりません。
対比の形で、凡人ワードの「揺れる」入れて(笑)
・つくしんぼ揺れて釣り竿へと魚信
点数: 3
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土筆を摘みに川の土手に行った日のことを詠みました。
よろしくお願いしますm(_ _)m