俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

かたち良き柿のみ鳥にゆずりけり

作者 コウ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

いつもお世話になります。
取りたくても取れない柿の実
家人が悔しがっている様子を見て詠みました。
宜しくお願い致します。

最新の添削

「かたち良き柿のみ鳥にゆずりけり」の批評

回答者 なおじい

コウさん、こんにちは。
御句拝読しました。初読から今の今まで、「形のいい柿だけは鳥にあげる」という意味だと思っていて、「なぜだろう、普通は形のいいのは早めに収穫して、形の悪いものは鳥のために残すだろうに、逆じゃないか?」と思っていました。
そんなこともあり、ちょっと他の句を先に見ておりました。
先ほどあらためて訪問、そしてイサクさんのコメントを拝読して、なんと、「柿のみ」は「柿の実」のことだと!

そうなると、本心としては、

・かたち良き柿の実鳥に取られけり

ということなわけですね?それをそう言ってしまうと面白くないのですが、ゆずると言ったと。

イソップ寓話で似たような話がありましたね。

・届かない柿は渋柿鳥にやる

負け惜しみです(笑)。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

添削のお礼として、なおじいさんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「かたち良き柿のみ鳥にゆずりけり」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。これは、実は「木守柿」という季語で表せます。「今年もたくさんの実をつけた木をねぎらい、来年の収穫を祈るのである。そして、たったひとつの柿は冬を目前にした鳥たちの、食料として供された。」という季語です。
「木守柿」と何かを取り合わせるというのもありかもですね。

もしこのままで行くなら、鳥に譲るという私の意図は言わない方がいいかもしれません。

高き枝の柿を残して暮れにけり

点数: 3

添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>

「かたち良き柿のみ鳥にゆずりけり」の批評

回答者 佐渡

句の評価:
★★★★★

コウさん!おはようございます。
いつもお世話になっております。
高いところの柿は採れませんよね。
わが家も高いところは鳥たちに残します。
提案句です。
・高き枝(え)の柿だけ鳥に譲りけり
・高き枝(え)の柿だけ譲る鳥たちへ
よろしくお願いいたします。

点数: 2

添削のお礼として、佐渡さんの俳句の感想を書いてください >>

「かたち良き柿のみ鳥にゆずりけり」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

初読では「収穫した柿のうち、形の良い柿だけを鳥に譲った?そういう風習でもあるのかな?」という句意に受け取り、
コメントを読んで「高いところの取れない柿を鳥に譲った?負け惜しみということ?形の良い柿だけとは?」と思い、
その後に「柿の実」ということが発覚。
まあ、ふつう「柿」だけで季語ですよねえ・・「の実」をつけても間違いではないてすが、音数合わせっぼく見えないようにした方がいいですね。

わざとひとつだけ残す「木守柿」とは少し違うかも?と思いました。好きな季語ですけどね。
取れない柿は鳥たちにくれてやるさー、という感じで悔しがっているとのことなので

気持ちを入れるなら
・鳥どもへ与ふ手の届かぬ柿を

気持ちを入れないなら
・鳥たちのものぞ手の届かぬ柿は

こんな感じでしょうか?

点数: 2

添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>

「かたち良き柿のみ鳥にゆずりけり」の批評

回答者 めでかや

句の評価:
★★★★★

コウさん、こんにちは。
よろしくお願いいたします。

初心者なんで添削は出来ませんが気になった点を2つ書かせて頂きます。
一つは”かたち”に拘っているのは人間の方で鳥はかたちの悪い柿も
食べてるよなって思ったところ。
次は細かいのですが、”柿のみ”です。一瞬ですが”柿の実”が浮かんで
しまいました。

この2つを佐渡の爺さんは見事に解消してくれました。
佐渡の爺さんに一票入れさせて頂きます。
・高き枝の柿だけ譲る鳥たちへ
特にこちらの句の方が、なにか鳥への愛情が感じられて私は好きですね。

今後ともよろしくお願いいたします。

点数: 1

添削のお礼として、めでかやさんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

夕餉冷む二百十日の本の虫

作者名 虚俊 回答数 : 1

投稿日時:

果てかけた心に染みる春の雨

作者名 柳華 回答数 : 2

投稿日時:

俳句二字しりとりゲーム実施中

作者名 誰でも参加可 回答数 : 102

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『かたち良き柿のみ鳥にゆずりけり』 作者: コウ
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ