「夜寒なり坂道の犬さまよへり」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
初見では、なおじい様の提案句に近いですが「坂道の犬さまよへる夜寒かな」でいいのではないだろうか、という感想でした。
上五で三音季語+「なり」は、断定できるものであればかまわないと思うのです。例えば「九月なり」「葉月なり」「初秋なり」など。
「夜寒」の「寒さ」という感覚は個人個人の感覚なので、断定が似合わないのではないかと・・・「寒さである」と急に言われても・・・という感じです。
「夜寒かな」ならば「夜寒くなってきたなあ」と詠嘆する感じにはなりますね。
あと「坂道の犬」ですね。これはどんな描写なのだろう?・・・と。
語順を変えずにやるならば、下五に切れを入れる必要はなさそうな。これはいるか様の違和感と違う理由で同じことを言っている気もします。
・夜寒さや坂道を犬さまよへる
ちなみに「夜寒し」(よるさむし)では「寒い」という冬の季語になります。>いるか様
点数: 1
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
夜の散歩の時に、坂の上でうろついている犬を見かけたという句です。
型一の応用型、上五に「や」以外で切れを入れて、下五は動詞です。
「彷徨う」も敢えてひらがなにしました。
よろしくお願いします。