「珈琲のカップ温め秋しぐれ」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
佐渡の爺様の句へはみんなが先にコメントを残していて、言うことがなくなってついコメントする機会を逸しておりました。
五つほど投句された「秋時雨」の句の中では、この句がいちばんしっかりと取り合わせの距離感になっていると思います。(他は「濡れた」とか「降られた(から困った)」などの理由・原因・因果、を結構感じたり、説明が入ってしまったり・・・)
たとえば季語に「うそ寒し」などを使ってしまうと「温め」の理由になってしまうのでダメなのですが、「秋時雨」ぐらいならいい距離感だと思います。
げば様のいうとおり、季語の取り合わせの相手が「温め」という行動になっているのは注意ですね~と思いつつも、この句ではさほど気になりませんでした。
取り合わせの相手をモノにした提案句を置いておきます。
・温みたるコーヒーカップ秋時雨
点数: 2
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時雨の降る寒い日にはカップも温めたい。