俳句添削道場(投句と批評)

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死神が咄に聞き入つてゐて月

作者 長谷機械児  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

お題「月」。六代目三遊亭圓楽追悼。

高座を見たのは一度だけ。六代目襲名のとき(新宿末廣亭だったと思う)で、そのときの演目が「死神」でした。

死神にアジャラカモクレン…テケレッツのパッと呪文を唱えれば退散するのだが、今回は退散しなかった、という句意で作り始め、

 【初案】死神に呪文とどかず宵の月

…噺家の追悼句にしては捻りが無くて寂しい。そこで、なぜ呪文が効かなかったのだろうという方向へ。都会の死神が、電車通勤のサラリーマンみたく、イヤフォンを着けていて周囲の声に気づいていない(呪文も聞こえない)、というイメージに変化。それなら、イヤフォンで聞いているのは落語だろう、ということでこの形に。

六代目襲名の公演に協力した歌丸さんから「来るのが早い」といじられているに相違ない。

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「死神が咄に聞き入つてゐて月」の批評

回答者 なお

長谷機械児さん、こんにちは。
再訪です。
私の鑑賞力の無さが恥ずかしい。
げばさんのコメントを拝読して、なるほどと感動しました。
しかしげばさんは、どうしてこんなに見事な鑑賞ができるのでしょう。悔しい(笑、汗、涙)。

最後の「ゐて月」もわかりました。「いて月」との違いが今頃わかりました。
本当に、しかしこんなこと、他では絶対に学べませんね。

長谷さんの素晴らしい追悼句とげばさんの解説にお礼を申し上げます。有難うございました。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「死神が咄に聞き入つてゐて月」の批評

回答者 鈴屋いるか

句の評価:
★★★★★

コメントありがとうございました
私も笑点は5代目円楽師匠が司会をやっておられた時期ですのですごくショックを受けました

まずは図書館にあるものから読んでみようかと思います
プレバトも好きなので夏井先生のも見てみます
#勉強とは少し離れますが南海放送の夏井先生のラジオは一時期聞いてましたw

句に関してはハイレベルな感じなのでコメント返しだけで失礼します

点数: 1

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「死神が咄に聞き入つてゐて月」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。
追悼句だったんですね。米津玄師のMVが頭にちらつきました。

死神の立ち位置。「咄に聞き入つてゐて」とあれば風景は演芸場の客席だと思います。それはそれでおかしみがあっていいですが、季語「月」に違和感を残す感じでした。イヤホン、ヘッドホンで電車内、の景は出てこないなあ・・・
追悼としても、演芸場やホールの「生の高座」の風景にしたいところです。

なんのために死神は演芸場にいるのか?
という提案句を作ろうとしましたが、理由までは季語の力を借りても難しいですね。

・死神を笑はせ噺家秋袷

点数: 1

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「死神が咄に聞き入つてゐて月」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

長谷機械児さん、こんにちは。御句拝読しました。
六代目円楽師匠の「死神」をお聞きになったのですか。よかったですね。私は六代目は笑点でしか知りません。

御句ですが、落語好きの私としては理解しなくてはと頑張りましたが、今一つよくわかりませんでした。
私の頭が固いのだと思いますが、
死神が「死神」という落語に聞き入っているのですか?イヤフォンで?
それなら死神退散の呪文が聞こえるはずですが?

理解が悪くてごめんなさい、私は単純に、六代目が生きている時の高座に聞き入っているという句にしてみました。普通、落語に聞き入っているのは観客ですよね。

・死神に聞き入つて月西の空

点数: 1

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「死神が咄に聞き入つてゐて月」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。追悼句ですね。死神を得意とする圓楽師匠を誘いに来た死神さんが、師匠の演目死神に聞き入ってしまっている、連れに来たのにもう夜じゃねえか、という句でしょうか。あああ、月が出てしまったよ。死神までも聞き入らせてしまう咄家がいたそうで。ってまさに落語の演目のような。どうにもこうにも咄がおもしろいもんで、死神はこの世の世界に居座ってしまったそうな。という。粋な句ですね。ご冥福をお祈りします。

点数: 1

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