「ひまはりのそつぽを向ける花壇かな」の批評
回答者 イサク
こんにちは。
観察として面白いと思います。これを小学校の記憶から持ってこれるのもすごい。
この「向ける」は四段動詞「向く」の命令形(已然形説あり)+完了存続「り」の連体形、ですよね。
音数調整的な感じではありますが、この形をさらっと出してくるのはさすが。
自分なら中七「そっぽ向きたる」として安心しちゃうかな・・・
「花壇」は必要か?というげばげば様の意見、何に対してそっぽを向くのか分かった方が映像の解像度が上がるという秋沙美様の意見、それぞれが勉強になります。
ちゃあき様提案句の「あちら」という方向成分を入れるだけでも、映像が少しはっきりしてきますね。
点数: 1
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※仮名遣いだけ直して、再投句
お題「ひまわり」。
小学校時分の記憶。
クラスごとに場所を決められた学級花壇というものに、ひまわりの種を植えて、クラスの生徒が交代で水やり当番を務め、みごとに花は咲いた…のだけれども、花壇の位置が悪くて、人が通る場所からは花が見えなかった。ひまわりは、校庭の外、フェンス越しに流れる川の方を向いてしまい、まともに花を見ることが出来るのは、花壇の反対側まで足を踏み入れる水やり当番だけ、といった状況に。
川の向こう側には住宅の勝手口が並んでいたと思うから、もしかしたらそこに住む人が…楽しむかなあ、川越しのフェンス越しに、小学生がまばらに植えたひまわりを。