「子ふたり日傘の影を争へり」の批評
回答者 つちや郷里
長谷機械児さんこんにちは。
私の拙句へのコメント、添削ありがとうございます。
御句
話題に挙がっていますが私は「子ふたり」を「こっふたり」と読めたので字足らずは気にしませんでした。(「火恋し」という季語と同じ感じで)
情景がなんともかわいらしいですね。
暑い日差しから逃れたくて日傘に入ろうとしている二人の子供の姿が想像できました。
子供なら日を浴びて日焼けしろとツッコミたくなりますね(笑)
次回も楽しみにしております。
これからもよろしくお願いいたします。
点数: 1
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お題「日傘」。
母親のさす日傘の影の余りを、幼いきょうだいが取り合っている景。微笑ましいような、暑苦しいような。
・「影」にするか「陰」にするかで迷いました。日傘の用途を考えれば、争っている対象は「陰」(に入ること)のようであり、明らかに目に見えているのは「影」(当の子どもにとっては影踏みの延長のような)であり…。
・上四字足らずの「子ふたり」。「子らふたり」「子どもらは」では子でない者が争いに加わっている感じになるし、「子ふたりの」「二人の子」は音数は合っているのにリズムは合っていない感じがするし、「きやうだいで」では年頃が不明確になるし…。「日短」という語の使われ方もあることだし、もういいかぁ、と。
・初案では中下を「日傘の影の争奪戦」としていましたが、上記字足らずを踏まえて直しました(トータル17音で結果オーライの破調…とする気はないので)。