「石投げて泉の月の揺らぎけり」の批評
回答者 卓鐘
全部が泉の描写なので、ちゃんと主役は泉だと思います。月はわりと風景の一つにしちゃえばあんまし季重なりがきにならないですね。(この月は夏の月として。)
いい句なのはみなさんの通りかと。
点数: 1
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作者 つちや郷里 投稿日
回答者 卓鐘
全部が泉の描写なので、ちゃんと主役は泉だと思います。月はわりと風景の一つにしちゃえばあんまし季重なりがきにならないですね。(この月は夏の月として。)
いい句なのはみなさんの通りかと。
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回答者 イサク
こんばんは。
いやー、全然できてますねー。
負けそう。
ご自身の狙いの通りのことはだいたいできていると思います。
強いて言えば「泉」の季語性ですね。池でも水たまりでもいいところを「泉」なので。それと、あと少しだがオリジナリティを足したいところ。
でもとりあえずは大丈夫です
点数: 2
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回答者 たーとるQ
つちやさんお疲れ様です!
「泉に映る月であって夜空の月ではないので、月という季語の成分は落とすことができてる…?」
その通りに季重なりが出来ていると思います。高度なテクニックですね!
最後に「けり」と詠嘆する形もいいです。静まり返ってる感じがあります。
点数: 1
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回答者 なお
つちやさん、こんにちは。
御句拝読しました。
これはいい句ですねー。確かに泉と月が重なっていますが、この作者は、鏡のような泉の水面に石を投げた波紋を、「月の揺らぎ」で表現しているのでしょう。
泉に映った月を愛でていたのを邪魔された、と言っているのではないと思います。
ですからこれは季重なりではあっても「才能あり」の重なりではないですか?
ただ私は、悔しいので(笑)、「石投げて」に作為的な感じがするので、次のようにしてはと考えました。
・魚跳ねて泉の月の揺らぎけり
魚は「うお」と読みます。
うん、我ながらいい提案だ、と思いましたが、「待てよ、泉に魚がいるだろうか?池でもないのに?」と、疑念がわき、自選ボツとしました(笑)。
つちやさん、あなたはすごい人!?
点数: 1
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回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句。コメントの狙い通りの光景が見えました。季重なりも成功してそう、私はまだすぐに避けてしまうので、季重なりを多くは語れません。
「けり」も石を投げたら月が揺らぐのは当たり前かもしれないのに、そこに改めて気づいたという感じが余韻として残ってきます。
イサクさんの言う「泉」の季節感、これは確かに悩みます。先日の雑誌岩波世界の特選、長谷さんの句は「にはたづみ」に映る「春満月」の句でした。こちらは水たまりに映る「月」の方に季節を寄せていっていました。今回は「泉の月」とすることで、「泉」の季節感に寄せていきたいのですが、そこの季節感についておっしゃってるのだと思います。水たまりの月にすれば「月」に季節が寄っていく句なので、「泉」である説得力なのでしょうか。そこまで話が及ぶのは相当のレベルなのですが、つちやさんは、何者なのでしょう。チャレンジをうまく成功させていく技量に驚いています(^▽^)/ あっぱれ
点数: 1
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お題『泉』
「泉」と「月」の季重なりです。
季重なりの場合、どちらかを主役に立てるか、どちらかの季語の成分を落とす必要があるという認識ではありますが、俳句素人すぎてどうすればそんなことができるのかわからないので、「季重なりなんて10年早いわ!」と思われるかもしれませんがご教示お願いします。
泉に映る月であって夜空の月ではないので、月という季語の成分は落とすことができてる…?
あと「けり」の使い方は合っているのだろうか。
一応「泉に映る月が揺らいだなぁ」というニュアンスで詠みました。