俳句添削道場(投句と批評)

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昭和は過去や春惜しむシャッター街

作者 つちや郷里  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

テーマ「行く春」
私は平成生まれなのですが、私の住む地域にシャッター街があり、親や上司など昭和生まれの人に「昔は栄えてたんだよ」と教えられてきました。
平成生まれの私にとっては寂れて人通り少なく、活気のない場所という印象しかないその場所を句にしてみました。
昭和は過去であることは当たり前ですが「過去や」と強調することによって、「私の知らない遠い過去」という印象が伝わるかと思って詠みました。

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「昭和は過去や春惜しむシャッター街」の批評

回答者 なおじい

つちやさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。他の句も気づいていたのですが、このところちょっとコメントが停滞しており、昨日くらいからようやく活動再開しました(笑)。
他の句も含めて、つちやさんはコメントがしっかりなさっていて好感が持てます。私のような者には、鑑賞の手助けになりますので有難いです。

さて御句ですが、やはり冒頭から「昭和は過去や」と言い切られてしまいますと、なんと申しましょうか、「はあ、そうお感じですか、それはどうも」で終わってしまうような気がするのですよね。こちらに何も求めていないというか。

・春惜しむ遠き昭和のシャッター街

ちょっと読み手の感情を差し込む余裕が出るかなと思いました。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「昭和は過去や春惜しむシャッター街」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

「シャッター街」との取り合わせになりますが、この句は誰が「春を惜しんで」いるのでしょうか?
この句のままだと「シャッター街が春を惜しんでいる」のですが、寂れてしまったシャッター街が「過去の栄えていた時期」を惜しんでいるということでしょうか。それですと、季語の中の「春」が季節ではなく比喩だということになり、季節関係なく『昔を懐かしむ感慨』ということになります。
最初に「昭和は過去や」とわざわざ説明している点からも、その解釈で合っていると思います。

上記の解釈で合っているなら季語「春惜しむ」の用法がおかしいです。季語も季節感も生きてませんね。
先ず惜しむのは「春」という季節であって、そこから付随して「過去」を惜しむのであれば問題ないのですが(高等テクニックですが)。

・行く春やシャッター街の幟旗

点数: 1

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「昭和は過去や春惜しむシャッター街」の批評

回答者 たーとるQ

句の評価:
★★★★★

「春惜しむ」という季語の使い方が惜しいというのはイサクさんの通りですし、そもそもシャッター街は昭和時代から出来たお店からなるものと思うのでイメージが被っているのが勿体ないでしょうか。

折角なので、春惜しむと昭和をそれぞれ押し出して添削してみますか。
・シャッター街の春惜しむ野良猫よ
・行く春や街に昭和があつた頃
・シャッター街は春だけが残りをり

点数: 0

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添削対象の句『昭和は過去や春惜しむシャッター街』 作者: つちや郷里
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