俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

新調の白きチノパン夏近し

作者 葉月庵郁斗  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

三段切れですか?
元句
新調のチノパン白し夏近し
取り合わせが
近いような気がするので
成功しているかどうかです。
ご指導よろしくお願いします。

最新の添削

「新調の白きチノパン夏近し」の批評

回答者 なお

いくさん、こんにちは。
御句拝読しました。吉田拓郎(当時はよしだたくろう)の「加川良の手紙」という歌を思い出しました。恐ろしく古い、マニアックな歌です。
歌詞はホワイトジーンでチノパンではありませんが。デートの時に彼女がスカートではなくホワイトジーンだったことが残念だったという内容。
私はそれを聞いて、「オレはスカートのほうがいいけれどな…」とか思ったものでした。

いや、余談が長くなり、すみません。

御句のチノパンはご自分のものですね、どなたかのものではなくて。あるいは、デートの相手が、「これ、今日初めて履いたの♡」とかおっしゃったとか(笑)。

つい脱線します。

私の感想ですが、個人的に、「新調」というと紋付きとかスーツとかをあつらえるような気がするので、鳥越さんと同じで「新しき」はいかかと。「おニューの」も考えましたがこれはすでに死語ですね(笑)。

次に、「白き」も「白し」も、ちょっと純白感、漂白感が強いなと思い、「白の」ではダメかと思いました。

・新しき白のチノパン夏近し

夏への期待感、夏を楽しみにしていると感じられてとてもいいと思います。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「新調の白きチノパン夏近し」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。三段切れではないですね。取り合わせは近いということは感じませんでした。チノパン自体は一年着れるもんですし、白い洋服というのは夏とはぴったりで、昔から白い洋服はうたわれてますもんね。
春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすちょう天の香具山/持統天皇

新調のと書いているということは、おそらく詠み手のチノパンなのですえ。客観的に見た誰かのチノパンが白い方がぐっと来たりはします。自分で買ったおNEWのチノパンはそりゃあ白いだろうし、発見が弱まるというかんじです。
でも、原句のままでできている句だと思います~(^^♪

点数: 1

添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>

「新調の白きチノパン夏近し」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

切れというのは、終止形、体言止め、切れ字によって作られます。上五中七にどれもないですよね?三段切れではないです。

御句、元句のほうがずっと良いですが、なぜ変えたほうが良いと判断されましたか?(ここをどう考えたかが結構大事と思います。)

元句の良さは、白し夏近しというリズムに作者の夏への期待がよく出ています。また、白しの言い切りに新調なので当たり前だけど、その白さへの気持ちよさが全面にでて気持ちが良いです。

新調の白きチノパンだと、感情というより説明感をかんじました。

まぁいずれにしても気持ちの良い句です。

点数: 1

添削のお礼として、卓鐘さんの俳句の感想を書いてください >>

「新調の白きチノパン夏近し」の批評

回答者 たーとるQ

句の評価:
★★★★★

いくさん、お疲れ様です。
御句ですが「新調の白きチノパン」が一繋がりですので、三段切れにはなっておりませんよ。寧ろ、「季語を持たない12音のフレーズ」+「季語5音」というオーソドックスなやり手で、夏の清々しさは描けていると思います。
季語との距離感を危惧しているようですが、これは「白シャツ」が夏の季語であるからでしょうかね。とはいえたーとるはそれほど気にするくらいではないでしょうか

あと、原句のほうが良いというのは卓鐘さんと同意見です。先に色を固定するよりも、色を強調する意味で「白し!」と出すことがこの句において重要かと。

点数: 1

添削のお礼として、たーとるQさんの俳句の感想を書いてください >>

「新調の白きチノパン夏近し」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは

良い句だと思います。

個人的意見。
「新調の白きチノパン夏近し」
「チノパン」という明確な「物」と季語「夏近し」の取り合わせ。季語「夏近し」に明瞭な映像がないので、明確なモノと取り合わせる基本形。「新調した」という感慨が出るのはこちら。

「新調のチノパン白し夏近し」
「チノパンが白い」というコトと季語「夏近し」の取り合わせ。「白い」という感動は強く出るが「新調のチノパンが白い」という叙述の是非は残る。
「白し」「近し」はどちらも形容詞で、韻になっているが工夫ととるか狙いすぎととるか受け手で別れるところ。

どちらが良い悪い、という意味では大差ないですね。掲句の方が基本形に近いです。コメントの句の方が作為が前面に出るので、受け手がそれを是とするか非とするか。

三段切れの質問の件は、そもそも三段切れって何?というのをご自身の中で整理を・・・

点数: 1

添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>

先生のチノパン白し夏近し

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

悪く無いと思います。
ただ、新調のチノパンに汚れが無いのは当然なので、この辺りもう少し工夫をこらしたく思います。
例えば自分のチノパンではなく、誰かのチノパンが白くて、そこに夏が近づいている感慨を発見するような方向はどうでしょうか。

点数: 1

添削のお礼として、秋沙美 洋さんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

時とまれ布団の中の小宇宙

作者名 おつね 回答数 : 0

投稿日時:

月出づや回り道して帰ろうか

作者名 坂本安居 回答数 : 1

投稿日時:

紫木蓮今日開いても宜しかろ

作者名 一年目 回答数 : 1

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『新調の白きチノパン夏近し』 作者: 葉月庵郁斗
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ