「終戦日行先を決めかねる雲」の批評
回答者 ハオニー
戦争に関する俳句は大事なのです
避けて通りたくなるテーマこそ、挑戦したときに得られるものは多いはずです
五五七の破調は不安を煽っていていいのですが、定型にしたときの内容が型に収まっていない感じも捨てがたいのです
終戦日だなんて、いろいろな感情が渦巻く季語ですから
ならば、七五五の破調はいかがでしょう?
五七五に収まっているようで収まっていない感じが出せます
「行き先を決めかねる雲」という表現、少し長いです
型を変えるなら、ここも柔軟に変えていかないとハマりません
終戦日を下五にするのなら
どこ行くでなき雲のあり終戦日
こんな感じに持ってくることはできます
逆に「終戦日」を頭に持ってきたいのなら、敢えて「終戦の日や」と詠嘆するのはどうでしょう?
終戦の日や⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪
やり方を知っていれば知っているほど、やれることは多くなります
一つの型に縛られないように、たくさん覚えておくといいのです
点数: 3
添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>
目の前の夏空の雲を見上げて終戦当時に思いを馳せている句です。
報道やドラマなどで終戦日当日は良く晴れた青空の美しい日だったと聞いています。
終戦日の人々の先の見えない不安定感を(戦争という強風が突然やんで)無風となった夏空に浮かぶ動きのない雲として表せればと思います。
添削よろしくお願いいたします。