俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

終戦日行先を決めかねる雲

作者 ねぎみそ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

目の前の夏空の雲を見上げて終戦当時に思いを馳せている句です。
報道やドラマなどで終戦日当日は良く晴れた青空の美しい日だったと聞いています。
終戦日の人々の先の見えない不安定感を(戦争という強風が突然やんで)無風となった夏空に浮かぶ動きのない雲として表せればと思います。

添削よろしくお願いいたします。

最新の添削

「終戦日行先を決めかねる雲」の批評

回答者 ハオニー

戦争に関する俳句は大事なのです
避けて通りたくなるテーマこそ、挑戦したときに得られるものは多いはずです

五五七の破調は不安を煽っていていいのですが、定型にしたときの内容が型に収まっていない感じも捨てがたいのです
終戦日だなんて、いろいろな感情が渦巻く季語ですから

ならば、七五五の破調はいかがでしょう?
五七五に収まっているようで収まっていない感じが出せます

「行き先を決めかねる雲」という表現、少し長いです
型を変えるなら、ここも柔軟に変えていかないとハマりません

終戦日を下五にするのなら
どこ行くでなき雲のあり終戦日

こんな感じに持ってくることはできます

逆に「終戦日」を頭に持ってきたいのなら、敢えて「終戦の日や」と詠嘆するのはどうでしょう?
終戦の日や⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪

やり方を知っていれば知っているほど、やれることは多くなります
一つの型に縛られないように、たくさん覚えておくといいのです

点数: 3

添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

終戦日行先を決めかねる雲の批評

回答者 三日酔いの防人

ねぎみそ様、こんにちは。かぬまっこ様御指摘のとおり、破調にすることにより、狙い通りに不安な感じは伝わります。
定型にしても、戦争から解放された様々な想いが出ており良い句と感じました。私はどちらかと言えば、終戦日を下五に持ってきた定型が好きです。
行先を決めかねる雲⇨彷徨う雲
なんてすれば、文字数が稼げます。ご参考まで。

点数: 3

添削のお礼として、三日酔いの防人さんの俳句の感想を書いてください >>

「終戦日行先を決めかねる雲」の批評

回答者 おせっかい

評価:凡人

発想:季語は夏「終戦日」、作者は当然戦後生まれの戦争を知らない世代であり、終戦を迎えた時の人々の心に思いを馳せて詠んだのだろう。

技術:俳句は作者の意図や思いがどうであれ、発表した途端に読者のものになる。 読者個々が自分で解釈し、受け止め、共感したり、反発したりする。
「この句はこういう思いで作りました」とか「この句はこう受け止めてください」と言い添えるのは、私は邪道だと思っている。 ただ作者の意図をどうしても伝えたいのなら、それがはっきり伝わるような表現をしなければならないということ。 雲を当時の人々に重ね合わせた擬人化だが、「行先を決めかねる」という表現は如何にも説明的で字数としても無駄が多いという気がする。

修正:たとえば「終戦や夏雲までも躊躇せり」とか、下五は色々考えられる。

点数: 3

添削のお礼として、おせっかいさんの俳句の感想を書いてください >>

「終戦日行先を決めかねる雲」の批評

回答者 腹井壮

ねぎみそさん、お久しぶりです。お元気だったでしょうか。推敲の余地はありそうですがこの句はとてもいいと思います。私は戦争を知らない世代ですが終戦直後はアラブの春のように解放感や希望に満ち溢れてばかりいなかったはずです。貧しく焼野原で途方に暮れている人も沢山いたでしょう。
八月だ終戦記念日だ戦争の俳句を詠まなくちゃという感じがしない好感が持てる句でした。

点数: 2

添削のお礼として、腹井壮さんの俳句の感想を書いてください >>

「終戦日行先を決めかねる雲」の批評

回答者 東次郎

こんにちは、何時もお世話になります
m(__)m

作者の強い想いがあり、「終戦日」が上五なのかもしれませんねm(__)m
定型に収めるなら

☆行き先を決めかねる雲終戦日

少し想いと異なりますかね?

点数: 1

添削のお礼として、東次郎さんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

指切りは改札口やしゃぼん玉

作者名 白井百合子 回答数 : 3

投稿日時:

頑なに滝岩盤を穿ちけり

作者名 佐渡 回答数 : 2

投稿日時:

生き残る丙種の父の終戦日

作者名 中村あつこ 回答数 : 2

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『終戦日行先を決めかねる雲』 作者: ねぎみそ
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ