「月照らす袖に涙桜花散る」の批評
回答者 イサク
こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。
この句の課題は「俳句の十七音で何をしよう?」というところでしょうか。
もちろんコメントのすべてを表せればよいのですが、コメントでもあれだけの文字数を使っているのに、十七音に収まるものなの?という点です。
無理に入れようとした結果「月照らす」「袖に涙」「桜花散る」と十七音がブツブツと切れており(三段切れ、とも言います)、どれが本当にこの句で言いたいことかもわかりません。
長編小説と短編小説では書き方が違うように、文字数無制限の「詩」と、音数に制限のある「短歌」「俳句」「川柳」では、書き方も書ける内容も変わってきます。量としては「季語」+「もうひとつの要素」、これぐらいから始めてみることをお勧めします。
この句の場合は「散る桜」+「袖の涙」ぐらいでしょうか。「月」はなんのために句の中に入っているのかわからない感じなので・・・
「袖が乾くのが早いか桜が散るのが早いか」はおそらく俳句十七音という詩では伝えきれないと思います。
あと、「なぜ泣いているのか」を説明しなくともよい(説明はしない方がいい)ですが、どうにかして句の受け手が想像できないと、「涙」や「濡れた袖」に説得力がないですね。
・一人寝の袖泣き濡らす散る桜
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月が出て、桜が咲くいて散っている夜に涙が袖につき乾くのが早いか桜が散るのが早いか、
と言う情景を表したいです。