猫の恋男二匹と果たし状
作者 葉月庵郁斗 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「猫の恋男二匹と果たし状」の批評
回答者 イサク
こんにちは。
「擬人化は難しい」はすでに知っていらっしゃるようで・・・
ちょっと厳しめになりますが
◆擬人化チャレンジはよいとして,なぜ中途半端に????
◆中七下五「男二匹と果たし状」の部分、たぶん「オス二匹で喧嘩」と言いたいんだろうなあ・・・という予測はできますが、「男」の擬人化のあとでわざわざ動物に戻り「二匹」。その後で今度は、猫に関係ない「果たし状」まで登場して・・・
「オス二匹で喧嘩」を、これほど難解にする必要がありますか・・・?
季語「猫の恋」を比喩気味に使って、本当は人間の「果たし合い」なのでは?とも思いましたが、コメントにはっきりと「擬人化」と書いてありました・・・
◆「果たし状」なぜこれにこだわる必要があったのか、が謎のままです。
「二匹の猫の間に果たし状がある光景」いやいや、果たし状はそこにはないですよね・・・?
つまりこの「果たし状」はファンタジーなわけですが・・・なぜその光景にこだわったのでしょうか・・・?
・猫の恋男二匹の果し合い
これぐらい↑ ならば意味はわかりますが、季語「猫の恋」に含まれる意味を、擬人化を使って説明しているだけの提案句です。
点数: 2
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「猫の恋男二匹と果たし状」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
いくさん、毎日投句がんばってますねー。いろいろなチャレンジをしようとしているのがとても好感を持てまするー。
さて、御句。グレーな句ですね。取り合わせなのか一物の擬人なのか。
取り合わせるときは、季語でない部分は季語と無関係なものをぶつけ合わせるべきとよく言われますが、そうでないと、ついつい、残りの12音が季語の説明になったり、季語に含む内容を改めて出してしまうことがよく起きるからだと思います。
猫の恋という季語が、「猫の発情期で、ときに雌猫をめぐって雄猫同士が喧嘩をする、そういう声が聞こえてくる」という意味を含む季語だということは、中七下五が、猫の恋という季語を擬人化を用いて説明した句になるということではあります。
思い切って、中七を人間の果し合いにしていくという手もありますが、
猫の恋男二人と果たし状
これも、少し季語との近さはありますね。
いくさんは、早くもいろいろなチャレンジをされていますが、季語と季語に関係あるモノで詠むパターンがほとんどなので、
12音の俳句のタネと季語を合わせる、俳句のタネは季語と直接は関係ないものを、という形の取り合わせも練習してみるといいかもしれませんね。俳句の幅がぐっと広がってくるかもしれません。
たとえば、自分の句なので、うまい句ではありませんが、
かざはなやひざ(ひじ)にこぶたのあっぷりけ
風花(雪)とあっぷりけは直接無関係のものですが、組み合わせて、その周りにある光景を想像させてみる、というような感じです。
園児かなあ?元気なこどもが走り回ってて、ひらひらと風花がまってるのかなあ。
いろいろチャレンジしてみてください。次の句も楽しみにしてますー(^^♪
点数: 1
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「猫の恋男二匹と果たし状」の批評
回答者 なお
いくさん、こんにちは。
御句拝読しました。すぐにコメントしたかったのですが、全社的なシステム障害でトラブっている間に、先にお二方がコメントしてくださいました。
私のお伝えしたいことを私より的確におっしゃっています。そうなると、私のコメントはどうでもよくなるのですが、それも悔しいので(笑)、私も蛇足と思いますがコメントします。
まず、なぜオスとなさらなかったか?まあ、「男」とするならそれも面白いですが、それなら「二人」でしょう。世の中で、「男二匹」とは言いませんよね。「男一匹」はありますが(笑)。
次に「と」。これも難しい。「男二匹が果たし状」ならまだわからないでもないですが、男二匹と、だと他の誰かがこの二匹と果たし合いをするみたい。
そもそもこの「果たし状」、これは猫には書けませんよね?
提案句としては、
・猫の恋雄の二匹の果たし合い
になりますが、イサクさんのおっしゃるように、この中七以降は猫の恋のことで、「季語=それ以外の部分」という、あまり面白くない構成(季語の説明)になります。
それならまだ、
・春の宵オスの二匹の果たし合い
なんかのほうがいいのでは?でもこれは「ああ、猫の恋ね!」とか言われそうです。
点数: 1
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メス猫をめぐってオス猫が争っている様を詠みました。
中七の「と」にしたのは
二匹の猫の間に果たし状がある光景を
出したかったからです。
擬人化を意識しましたが
成功しているのか?
発想が陳腐かな~
不安です。
添削よろしくお願いします。