「着ぶくれて胃薬をのむ書斎かな」の批評
回答者 秋沙美 洋
こんにちは。
この句けっこう好きですね。着膨れの人物、胃薬というアイテム、書斎という場所情報…これらがバランス良く描かれて、脳内で映像が再生しやすいです。
胃薬を飲んだ後の書斎で何をするんだろう…というところまで想像する楽しさがあります。
このまま頂きます。
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着ぶくれて胃薬をのむ書斎かな
作者 長谷機械児 投稿日
コメント（俳句の意味。悩みどころ）
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「着ぶくれて胃薬をのむ書斎かな」の批評
回答者 イサク
おはようございます。
なるほど苦沙弥先生。
無難な構成ですが、上五中七が人物の描写であるところ、急に下五「書斎」と場所に着地して「かな」と詠嘆するのがもったいなく感じます。
自分の行動の報告みたいになってしまうからでしょうか？
人物描写で貫くのが是というわけではないですが、何か他の手段があるような。
・着ぶくれて胃薬をのむ教師かな
・着ぶくれてのむ胃薬の味はせず
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「着ぶくれて胃薬をのむ書斎かな」の批評
回答者 げばげば
こんにちは
いつも勉強させていただいています。
御句。胃腸の日というのがあるんですね。記念日の句面白いですね。
初読は芥川龍之介の書斎のようなイメージでした。自分が胃薬を飲んでる様子という風には見えましたが、書斎で着ぶくれて飲んでる感じに、文豪のにおいがして興味深かったです(*'▽')
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「着ぶくれて胃薬をのむ書斎かな」の批評
「着ぶくれて胃薬をのむ書斎かな」の批評
回答者 なお
こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。
御句、記念日で詠んでいくというのが面白いなと思います。毎日必ず「◯◯の日」というのはありますからね。
御句ですが、私はいい感じと思うのですが、例えば御句を何も知らない人に見せたら、「え？書斎が着ぶくれて胃薬飲むの？」とか言いそうです。そう言われた場合に、私は「違うよ、着ぶくれて胃薬飲むのは、この書斎にいる人だよ。書斎が服を着るか？薬飲むか？」と答えますが、最初からそんなこと言われないようにするには、と考えました。
・着ぶくれて書斎に一人薬飲む
・着ぶくれの我れ書斎にて胃の薬
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今日12月11日は「胃腸の日」（「1211」を「胃に良い」と読む語呂合わせ）。
「胃腸（薬）」から、イメージはすぐに「吾輩は猫である」の苦沙弥先生へ。発想の飛躍には乏しいかとも思いつつ。
私自身は、「胃薬」も「書斎」も縁遠いですが。