俳句添削道場(投句と批評)

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男衆の愚痴もくべたる焚き火かな

作者 長谷機械児  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

お題の「焚き火」。生れてこの方一度も自分ではしたことがない、今後もすることがないような気がする焚き火。子どもの頃の記憶を探って一句。

建設資材置場の片隅で、大人達がドラム缶の中に木っ端を焚き付けて暖を取っていた。資材置場という場所が近所の子どもらの遊び場だったりもしたので、「おい坊主、そんな寒いとこ居らんと、こっち来て(火に)当たれや」と呼ばれて大人に交じって火に当たった記憶(今では…、そもそも資材置場に入れないだろうな)。
そこで大人達がしている会話は、だいたい方言がきつく早口。子どもの私は理解できなかったが、楽しい話題には乏しかった様子(家族や仕事に対する不平不満と思しき話題。たまにパチンコ、釣り、車の話題)。

「男衆」(おとこし)は“(現場の肉体労働で)働いている男たち”のニュアンスを意図して使ってみました(国語辞典では、第一義に「男の人たち」、第二義に「男の奉公人」だそう)。普段使わない言葉ですが、仕事をしていた頃の父親の話し言葉でも、部下のことを「若い衆」(わかいし)と言っていたりしていたので。

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「男衆の愚痴もくべたる焚き火かな」の批評

回答者 中村あつこ

 こんにちは。
拙句「焚き火」にご丁寧なご指導ありがとうございます。
 お坊さんの焚き火はお行儀がいいなあという感じを詠みたかったので、お手本の御句は嬉しいです。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「男衆の愚痴もくべたる焚き火かな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

「も」の気持ちはわかりますがどこか違和感があったこと。
「くべたる」の主語が曖昧に感じたこと。
以上二点だけ変えてみます。

・男衆の愚痴くべられし焚き火かな

中七は過去形(つまり目の前の焚き火にはすでに愚痴が入っている)の方がしっくりきましたのでそう置きました。
他にも何かできそうですが思いつきません。

点数: 1

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「男衆の愚痴もくべたる焚き火かな」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。
御句、男性的な力強さが感じられる佳句と存じます。

私が俳句を勉強し始めた頃に読んだ書物に、鷹羽狩行先生が投稿句を添削する本がありました。添削される句がそもそもレベルが高くて、私はいい句だな、非の打ち所がないな、と思うのに、それが適切な添削をされますとさらに良くなる。「はぁ〜」と舌を巻いたものでした。

この度、長谷さんのご投句とイサクさんのご提案句を拝読して、そのことを思い出しました。

点数: 1

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「男衆の愚痴もくべたる焚き火かな」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

しんしんとの句、ありがとうございます。
切れなしの句からスタートし、切れを作りたくなったのですが、しんしんとしずまりかえってる冬灯にしたくて。でもしんしんと雪積もるのイメージですよね、修飾が難しかったですね。

御句、男衆と人物を登場させたことで、光景がより具体的になった感じがします。祭りや漁のイメージにはなりましたが、佳句と思います😆

点数: 1

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添削対象の句『男衆の愚痴もくべたる焚き火かな』 作者: 長谷機械児
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