「父の墓見つけて気づくななかまど」の批評
回答者 なお
ぐおさん、こんにちは。
御句、気になっていながらコメント遅くなって申し訳ありません。
私、すごくお気持ちがわかるのです。ぐおさんはお忙しいのでしょう、あまり頻繁にはお墓参りに行けないですね。「見つけて」にその気持ちが表れていると思いました。
また、この度は、お墓参りがすこし遅れて、本来はまだ夏のなごりがあるうちに来ようと思っていたのに、「思いきり秋」というような季節になってしまったのですね。ななかまどに「気づいた」という言葉でそのお気持ちがわかりました。
ななかまどは、秋が深まると、本当にキレイな紅葉となりますが、その他の季節は特に目立つわけでもありませんから、お墓の脇に植わっていたのに気がつかなかったのでしょう。しかしこの度、秋のお彼岸にもお参りできず、ようやく来ることが出来て、お墓を見つけたら、「おお、ななかまどが真っ赤だ、すごい」となったのではないでしょうか?
その情景はわかります。というか、皆さんおわかりですが、俳句として詠み込むと、さすがに重複感があるとのご指摘ですね。それは私も思います。
私は次のような提案句を置かせていただきます。
・父の墓無沙汰を詫びて七竈
こういう、自分の意思の表明はまずいかもです。であれば比喩描写で、
・父の墓覆ふがごとき七竈
七竈(ななかまど)の名前の由来、ご存知ですか?
点数: 1
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父の墓を建てる事も遅れてしまったコロナ禍で、もう秋になってしまった事を申し訳なく思っています