「白百合の一つ墓前に揺れること」の批評
回答者 なお
六花さん、こんにちは。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。
六花さんはこの句をふと思いついたとのことですが、私はまさにこの情景を実際に目にしました。秋のお彼岸で墓参りに行った時に、我が家のではないですが、よそのお墓に白百合が一輪咲いていて、風に揺れていたのです。ですからびっくりしました。
さて、俳句としては、皆さんおっしゃるように、下五が「こと」で終わるのはいかがかと思いました。読み手として、どう受け取ればいいのかわからないからです。
というのは、普通、動詞に「こと」が付くと、「必ずマスクをすること」というような、注意喚起みたいなイメージになりますよね。あるいは、「生きているということは誰かに借りを作ること」(永六輔)のように、動詞を名詞化するためです。
ところがこの句の場合はどちらでもない。
おそらく、「白百合が揺れること(に感動した)」ということではないでしょうか。
私の提案句は、イサクさんやげばげばさんから出ている「揺れてをり」とか「揺れにけり」が自然でいいと思います。同じ意見ですので省略させていただきます。
点数: 1
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今日、ふと思いついた句です。初めての投句ですのでお手柔らかに添削お願いいたします。