俳句添削道場(投句と批評)

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劇場を出でて現の秋時雨

作者 長谷機械児  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

お題の出た日に、お題の投句だけはしておこう(先週も一応。「いもたき」だったけれども)。
予想していない雨降りは、夢・虚構の世界から現実に引き戻す効果抜群。

中七末尾の助詞。「や」で切るべきか、はたまた「へ」として“引き戻される”方向性を示すのがよかったか、というのが迷いどころ。

※「芋煮会」俳句は詠むだけでなく読むのも…。「芋煮会」行事の知識なさ過ぎで、行列ができるのかー、トラクターが囲むのかー、味付けに派閥があるのかー、どれもこれも、そういうもんなんだー、で終ってしまい、何の言葉も出てきやしませんでした。

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「劇場を出でて現の秋時雨」の批評

回答者 なおじい

こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。

御句のような情景、とても共感します。素晴らしい芸術を鑑賞したあとは、しばらく余韻に浸っていたいですよね。現実はなかなかそうはいきませんが。

さて御句。私はこのままでいいのではないかと思いましたが、ここは添削道場、あえて申し上げるとすれば、ということで提案句を置かせていただきます。

・劇場を出て現なり秋時雨

ご承知のように「なり」は強い言い切りであり、詠嘆や感動の余地はない。これは作者の「外に出たら冷たい雨。もう感動に浸っている場合ではない。これが現実なんだ。」という感慨を表しています。

私は落語を聞くと、帰りに蕎麦屋で一杯やりたくなります。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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寄席小屋を出でて現へ秋時雨

回答者 よし造

句の評価:
★★★★★

ここは「へ」の方が。少し歪んだ読み方ですが「の」だと秋時雨は現実なのは当たり前といわれる可能性はゼロではないような。また、「や」できると現実に戻るまでの時間が短すぎる気がします。
なお、掲句を寄席小屋としたのは、現実との落差をもたらした方がということです。
ここは私にはという限定が必要ですが。

点数: 1

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「劇場を出でて現の秋時雨」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

御句、咄嗟に語順を弄りたくなりました。元句が悪いというわけではないです。
「秋時雨」が若干脇役に回る気がしますが。

・劇場を出でて秋時雨の現

点数: 1

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「劇場を出でて現の秋時雨」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、劇場を出たら雨になってた、現実に引き戻されたという光景と、雨の中でも「秋時雨」という秋の終わり近くの「現」の侘しさが相まっていて、同時に劇場終わりのカタルシスも伝わってきて、とても佳句でした(*'▽')助詞も「へ」「や」と悩みますが、自分なら「の」を選んでいると思います。

点数: 1

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添削対象の句『劇場を出でて現の秋時雨』 作者: 長谷機械児
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